公益社団法人 岐阜県建築士会 各務原支部と岐阜県立森林文化アカデミー・morinosの共同主催で「地域固有の木造建築文化をつくる」講演会を開催しました。

50名の方が森林文化アカデミーの森の情報センターに来られました。

第一部として、私（辻）から森林文化アカデミー、美濃道の駅、morinos、うだつの上がる町並みと美濃市にある4つの建物について、美濃らしさが、木造建築文化につながっているというテーマで話をさせていただきました。

第二部は、森林文化アカデミーとmorinosの施設を実際に見ていただきました。

あいにくの雨でしたが、学内をぐるっと回って、格子組の校舎や杉丸太の立体トラス架構など、特徴的な木構造の空間を体感していただきました。

morinosでは、シンボル的なV字丸太の柱や、十二単の土壁など興味深く見られています。

学生が建設している自力建設も興味津々。

先週、上棟を迎えた今年度の自然のエネルギーを活用する木材乾燥庫の仕組みも説明。
太陽熱を集熱し、室内外の水蒸気圧で除湿するという実験的な取り組みです。

雨の中、皆さん熱心に説明を聞いていただきました。ありがとうございました。

教授　辻充孝