教育機関連携『美濃市ひばり園』のみなさんが森と渓流満喫

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 美濃市の『ひばり園』のみなさんが森林文化アカデミーの演習林での森散策と、古城山から流れ出る毛鹿洞渓流での沢遊びを実施しました。

 『美濃市ひばり園』は2012年4月から児童福祉法に基づき、児童発達支援・放課後等デイサービスの事業所として県の指定を受け、幼児から学齢児までのお子さんに対し、ことばや発達について教育相談や療育指導をしている園です。

森散策に向かう途中で葉について質問するお子さんたち

森散策に向かう途中で葉について質問する子どもたち

 今回は小学校1年生~5年生の子ども6名 + 引率職員5人に、morinosからサニーとJIRIの13名で終日楽しみました。

 午前中は森林文化アカデミーの演習林で、草笛鳴らし、葉っぱのトッカン、ウラジロのバッタ、ウラジログライダーなど植物を使った遊びや、オオタカの営巣確認、湧き水体験など様々な体験をしました。

 ヤブムラサキの葉を撫でたお子さんは、「犬を触っているみたい」と喜んで、ヤブムラサキの毛の多さを体感して楽しんでいました。

 

ウスバカゲロウの幼虫、アリジゴクを観察するおこさんたち

ウスバカゲロウの幼虫、アリジゴクを観察する子どもたち

 演習林にある自力建設『ソマ・ハット』にはウスバカゲロウの幼虫の巣、つまりアリジゴクがいくつかあります。

 子どもたちは周辺にいるクロヤマアリやアミメアリを捕まえて、巣に落とそうとしますがうまく行きません。そこで草で巣の周辺をなぞったりしましたが、なかなかウスバカゲロウが反応しませんでした。

 

 

松ぼっくり探しのため長い階段を下る子どもたち

松ぼっくり探しのため長い階段を下る子どもたち

 森林文化アカデミー演習林の名物であるスラッシュマツの松ぼっくり、それが欲しいとのことでしたので、最もたくさん松ぼっくりが拾える秘密の急階段へ向かいました。

 誰もが「2つだけ」と言いながら、自分が欲しい松ぼっくりを品定めして下山の途についたのです。

 

お待ちかねのランチタイム

お待ちかねのランチタイム

 下山したらランチタイム。いつもは外で食べるのですが、今日の美濃市は38.7℃と、あまりに暑いのでmorinos室内で食べました。

 美味しそうなお弁当の中には、器一杯の缶詰ミカンを持参したお子さんもおり、楽しいランチタイムを過ごしたのです。

 

お待ちかねの渓流タイム

お待ちかねの渓流タイム

 午後からはお待ちかねの毛鹿洞渓流タイムです。山から流れ出る渓流は、山があるから水が出て来ることを学んでもらうためにも、渓流遊びは重要なのです。

 森に入っただけで体感温度は下がり、この渓流に入ると一層涼しくなります。体感温度は5℃ほど下がりますが、それ以上に足元が冷たくなります。水温は場所によって違いますがだいたい19℃ほどでした。

 

岩場を乗り越えていくお子さんたち

岩場を乗り越えていく子どもたち

 水深は深くても30~40cmの渓流の上流を目指す中、大きな岩が目の間に立ちはだかりますが、子どもたちは自分の力で登ることで、自然に対処する自信がつくようです。

 「一人で登れたぁ~!」と言ったり、「楽しぃ~!」と言ったりして、誰もが渓流歩きを満喫していました。

 

安全管理が必要な場所でサポートするサニー

安全管理が必要な場所でサポートするサニー

 場所によっては、安全管理のため大人が後からサポートする必要があります。

 ここではmorinosスタッフのサニーが岩から滑り落ちないように控えていてくれました。

 こうして楽しい渓流タイムはすぐに経ち、「帰りたくないよぉ~!」というお子さんたちを何とか口説いてmorinosに帰って来たのです。

 今日は植物や昆虫探し、渓流遊びと、いろいろ体験しましたが、こうした体験が子どもたちにとって少しでも価値ある時間になることを願います。

 以上報告は、JIRIこと川尻秀樹でした。

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