森のわらべ多治見園に森の体験を出前しました。
開催した日:
morinosでは、応募いただいた各地の小中学校や保育園などに出向いて、森林体験プログラムを届けています。
今回は多治見市にある「自然育児 森のわらべ多治見園」にお邪魔しました。
ここは多治見市内に拠点を置き、10数年にわたって自然保育の活動実績を持つ、認可外保育施設です。
今回、園児22名と「大地組」と呼ぶフリースクールに在籍する小学生10名の計32名と一緒に、森の素材を使った自由な木工体験と火おこし体験をしたいというオーダーを受け、スタッフ3名でお邪魔しました。
会場の多治見市内のキャンプ場は普段から園の活動でも使っており、子どもたちは慣れた様子であちこちで遊びまわっています。最初に工作で使う素材集めに森へ出かけていきました。
園児は落ちている枝や葉っぱ、木の実等を拾ってきました。小学生は遊歩道沿いで許可を得ていた細い雑木を1本、ノコギリで伐って枝や葉っぱを材料として持ち帰りました。
戻ってきていよいよ工作スタート。今回は多治見ということでカラフルなタイル材なども使って、子どもたちは早速気に入った材料を手に取って、思い思いに工作を始めました。
枯れた松をノコギリで切って輪切りにする体験は人気で、2人で力を合わせて切りました。
木の実や松ぼっくりでオブジェを作る子、タイルを綺麗に貼り付ける子…。
十人十色でそれぞれがモノづくりに没頭しました。
昼食後は小学生グループで火おこしに挑戦しました。
マッチは使ったことがあるという子どもは結構いましたが、果たして火を点けられるでしょうか。
最初はみんなで協力して行いましたが、煙は出るものの、なかなか火種ができません。
大人やスタッフも手伝って、1時間ほど経ってようやく火種ができ、火口に火を点けて無事着火することができました。
「疲れた~」「腰が痛い!」と言いながらも、子どもたちはおこした火を使っておやつのマシュマロを焼いて食べました。自分たちで一生懸命点けた火で焼いたマシュマロは、忘れられない味だったのでは。
最後に今日1日の体験で何が印象に残ったか聞いたところ、
「木を切ったこと」「工作!」「火おこし体験!」など、元気な返事が返ってきました。
普段、森の中で過ごすことが多い子どもたちでも、こうした自由なモノづくりや火おこし体験は貴重な体験とのこと。
今回の体験を通して、スタッフの皆さんが子どもたちと森とをさらに繋げるきっかけとなることを願っています。
報告者:大武圭介(ウォーリー)NPO法人ホールアース自然学校
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529