【職員研修】諫早市の『こどもの城』に学ぶ

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 長崎県諫早市の『こどもの城』、市立でありながら多くの公的間の運営とは一味も、二味も違う施設運営から学ぶため、諫早市人材育成コーチ(前 こどもの城館長)の池田 尚(通称:コーチ)さんと、諫早市こどもの城主任専門員の福薗恵子(通称:ふくちゃん)さんをお招きしていろいろ教えて頂きました。

「こどもの城」の事例に学ぶモリノススタッフ

「こどもの城」の事例に学ぶモリノススタッフ

 今回は『ふらっと来れば遊ぶとこ、ねらって来れば深いとこ』と題して、池田流のマネジメント手法をメイン講師のコーチと、サポートするふくちゃんから対話型で学びました。

 コーチからは、①「青少年施設職員時代に自分が勤務する施設運営に関して思ったこと」とか、②「こどもの城の運営で試行していること」も教えて頂きました。

メイン講師のコーチとふくちゃん

メイン講師のコーチとふくちゃん

 『こどもの城』で、①結果的に信頼「性」を高めた諫早市のこどもの城のデータ、②結果的に信頼「感」を高めた諫早市こどもの城の特徴的な運営方法の例、も含めていろんな疑問・質問に答えてくださいました。

 あまりにもユニークで、営業トークになる格言が多いので、詳しく説明するのをはばかりますが、

 物事の本質を見ることなく、それシカ(鹿)見ていない。それなら(奈良)・・・・を「鹿を見るなら、奈良を見ろ」

こどもの城の格言集の一部

こどもの城の格言集の一部

 「弄る(いじる)」、「絡む(からむ)」、「集る(たかる)」の言葉から感じるイメージと、その言葉が意味する内容から、身体接触を伴う対応について、実践事例から解説して下さいました。

 また「館内に花」、つまり毎朝・夕の点検を始め、館内に花(植物)を飾ることなど、デスクワークよりも、常に現場を動き回ることによるリスクマネジメントの一助を継続して実践していることなども解説されました。

「いじる・からむ・たかる」漢字の意味について語るコーチ

「いじる・からむ・たかる」漢字の意味について語るコーチ

 「Evidence」の順位として、①法律・条令、②指針、③勘 が重要であること。

 物事について提案があれば、例えば「それもいい」、「あんたも、私も」と「も」が重要。

 あまりにも重そうな話題になると、気分転換のためにみんなが歌えるようにコーチがギターで導いてくれました。

 場の雰囲気づくりのためにギターを弾き歌うコーチ

場の雰囲気づくりのためにギターを弾き歌うコーチ

 『こどもの城』にはよく来られる常連の「ジョウレンジャー」と、初見の「ナレンジャー」がいて、ジョウレンジャーからボランティアスタッフになる人もいる。

 ふくちゃんに「こどもの城に勤める条件は何か?」と聞くと、即座に「こどもの城が好きだから!」と返して下さるほど、諫早市こどもの城のスタッフが楽しく仕事されている姿が目に浮かびました。

最後に記念撮影

最後に記念撮影

 最後に私が手にしている「ホウレンソウよりシュンギク」は、報告連絡相談は部下から上司への一方通行の情報共有ですが、お互いが意見を出し合う、つまり「旬を聴く」ことが重要だという意味だそうで、私自身本当にそう感じました。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

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