名古屋で「はだしのトレイル」実施してきました!
開催した日:
11月2日(木)名古屋丸の内にて実施された「SDGsまつりin名古屋丸の内」にmorino de vanで出展してきました!
この催しは、2023.11.2~2023.12.25の期間に実施される「第4回SDGsフェスティバルin名古屋丸の内」のオープニングイベントにあたり、森林文化アカデミーが十六銀行から学生の奨学金をいただいている関係からお呼びいただき出展が実現しました。
当日我々は十六銀行名古屋ビルの前に出張版「はだしのトレイル」と「森のアロマづくり」テントを並べてみなさんをお迎え。
オープニングイベント後は大村秀章愛知県知事もお立ち寄りくださいました。
SDGsのブース展示に出展している高校生や・・・
中田名古屋副市長も、はだしになって自ら体験してくださいました!
オフィス街ではありましたが、通りを歩いている人たちが立ち寄ってくださることも。大人がほとんどの中で、貴重な親子での体験もありました。
また「森のアロマづくり」として実施した匂い袋と入浴剤づくりは、老若男女問わず大人気でした。
時間のある人は何種類か作ってくれるほど。「昼休みだから時間がなくて」という方も、ヒノキのおがくずを「すごくいい香り!」と癒されながら詰め込んで持ち帰ってくれました。
もしかしたら、ビジネスパーソンの方々は少しお疲れの方が多いのかもしれませんね・・・ぜひ、実際に森に来てもらって癒されてほしいところです。
カツラの落ち葉とヒノキのおがくずを詰め込んで作った2種類の枕は、道行く人に匂いを嗅ぐ体験だけでとっても好評でした。そのままアロマづくり体験に参加頂く人も多かったですが、実際に枕として使ってもらうと「頭から香りに包みこまれるような気がする」というコメントをもらえ、ハンモックも相まって全身リラックスいただきました。
参加された方から「このブースはどのへんがSDGsなの?おがくずとか布がアップサイクルなのかな?」という質問をいただきました。
森のアロマづくりはご指摘通りなのですが、たしかに、はだしのトレイルだけではSDGsとの関連を思いつかないかもしれません。
SDGsをはじめとする様々な問題は、義務感で取り組んだ場合、お金が掛かったり取り組みへのストレスがかかったりすると続かないことが多いです。
でも、SDGsに取り組む動機が義務ではなく、「自然を大事にし愛しむ気持ち」から始まっていたらどうでしょう?
お金が掛かっても取り組みが大変でも、自分が守りたいと思うもののためには人は頑張れます。
ただ、森林文化アカデミーやmorinosで取り組んでいる「環境教育」は「環境問題をはじめとする様々な問題に対して、自ら考え行動できる人を育てる教育」であり、SDGsが叫ばれるよりももっと前から取り組まれてきたものです。そしてその環境教育で考える『環境問題を解決する3つの方法』として、【規制】【技術革新】そして【意識改革】が言われます。
【規制】はルールを作ること。法律やルールで規制して取り組むもの。
【技術革新】は、取り組む気がなくてもエコ家電などを使っていれば問題解決に寄与するもの。
でも、【規制】も【技術革新】も、自然のためにそのルールを守ろう、自然のためにエコなものを使おうという【意識】が変わらなければ、それらを守ったり選んだりしません。
そのため、環境教育ではその意識改革こそ重要だと考え取り組んでいます。
今回のはだしのトレイルやアロマづくりは、自然が大事だと実感することまでは難しいと思います。
でも、自然にふれることで心も体も癒され整うのであれば、自分にとって自然は必要だと感じてくれる人がいるのではないでしょうか。
都会と自然が遠いものになり、自然の癒しが実感しにくい場所での実施だったからこそ、自然を疑似体験することで興味関心が高まってくれることを期待します。
そして、義務感からではないSDGsへの取組みに繋がりますように。
今回は自然物を持って都会に行きましたが、ぜひ本物の自然を体験しに出かけてみてください。
以上報告、森林総合教育センターmorinosの「まいまい」こと瀧上舞でした。
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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