前夜の「星空ピアノ＆ごろ寝」に続き、今回は森の中で音楽の演奏を聴くだけでなく、身近にあるものを使って音遊びや合唱も楽しみました。ゲストはピアニストの山口佳子さん。親子5組17名が参加しました。

直前まで雨が降っていたため、前半のピアノ演奏は室内で行いました。
自由なスタイルで聴いてください、とアナウンスするとピアノ演奏に興味津々の子どもたちが集まってきました。最後に「幸せなら手をたたこう」をみんなで歌い、手や足を動かして体を温めました。

後半は雨が少し止んでいたので外に出て森の中へ。じゃんけんなど手遊びを楽しんだ後、グループに分かれて「かえるの歌」を輪唱したり、草笛を鳴らしてみたりと、遊びを通して音に親しんでもらいました。

最後は鍋やボウル、木の棒などを一人ひとり持ってもらって、即興の打楽器隊を編成し、子どもから大人までよく知られている「アンパンマンマーチ」を歌いながら、リズムを取ってもらいました。
自分の音だけでなく、他の人の音も聴きながら、最後にはまとまったリズムになったのが面白かったです。
 

乳幼児から大人まで、幅広い参加者がいる中での参加型の音楽イベントはなかなか難しいと感じていますが、今回のように叩いて音を出してリズムを合わせる方法は、最初のきっかけとしては有効だったと思います。また森の中での演奏は気持ちが良く、参加者がリラックスできると実感しました。

【参加者の声】※アンケートより抜粋
・音遊びの際に、子どもがいろいろなものに興味を示し、手に取っていたのが印象に残りました。子どもは身の周りにあるものを楽器にして演奏できたことが楽しかったようです。
・息子は草笛で音を出す事ができて楽しそうでした。
・我が家の子どもたちは立ち歩きたがり、まだまだ静かに座って楽しむことが難しい年齢ですので、今回のような、自由な参加の許される音楽会はとてもありがたいと思いました。

報告者：大武圭介（ウォーリー）NPO法人ホールアース自然学校