「林業」と聞いてどんなイメージを持っていますか。山で木を切る仕事、カッコいい、危なそう、、様々なイメージがあると思います。でも、女性が活躍しているというイメージはほとんどないのではないでしょうか。
　女性の社会進出、働き方改革、ジェンダー平等など、昨今の社会変化の波は、林業現場にも着実に来ています。今回のゲスト兼脇生恵さんはそんな林業現場の変化の真っただ中にいる１人です。

　豊田森林組合に5年前、初めての女性作業員として入職後、現在は林業機械オペレーターとして様々な重機を操作しています。兼脇さんから、リアルな林業業界の話や、女性が林業現場で働く上での課題など話していただきます。
　林業に興味のある人、これから進路を考えようとしている学生、林業現場で働いている同業者の方…。ゲストと一緒に交ざりあいながら、これからの林業や自分らしいライフスタイルについて考えてみませんか。

【ゲストプロフィール】

兼脇　生恵（かねわき　いくえ）さん　豊田森林組合職員

　1980年生まれ、静岡市出身。
　ごくごく普通のOLをしながら、趣味のアウトドアスポーツに興じる日々を過ごす。様々なフィールドで目の当たりにした獣害に関心を持ち、狩猟免許を取得。狩猟を通じ、荒廃した人工林が環境へ与える問題について考え始め、林業への就業を志す。
　2018年、豊田森林組合に入職。伐採をはじめ、高性能林業機械のオペレーターを担当。趣味の登山や渓流釣りも合わせ、年間300日以上を山で過ごす。

【兼脇さんからメッセージ】
　決して若くはない年齢で林業の世界に飛び込み5年目。紆余曲折しながらも日々楽しく仕事に邁進する日々を送っています。林業は決して楽な仕事ではありません。しかし、自分の腕とチェーンソーのみで木・森・山と向き合う自負、鬱蒼とした山が明るく甦った時、伐り出した木材が出荷されていく時の達成感は何にも替えがたいものがあります。
　まだまだ林業業界ではマイノリティである女性きこりの視点から、林業の魅力を始め、苦労話、山での不思議な出来事、ここだけの林業秘話…等々、リアルな林業の世界を包み隠さずお話したいと思っています。

●開催概要　——————————————————
【開催日時】2022年9月11日（日）10:00〜12:30　※9:30受付開始
【開催場所】岐阜県立森林文化アカデミー　テクニカルセンターA
【主　　催】morinos（岐阜県立森林文化アカデミー内　森林総合教育センター）
【運　　営】ＮＰＯ法人ホールアース研究所 
【対　　象】成人（高校生も可。未成年者の場合は必ず保護者も参加してください）
【定　　員】20名（応募多数の場合抽選。岐阜県内在住・在勤・在学者を優先します）
【締め切り】8月28日（日）17時
【参加費用】受講料無料
【そ の 他】
・新型コロナ感染状況によっては中止となる場合があります。
・雨天決行です。

●当日のスケジュール——————–
9月11日（日）
09:30　受付開始（テクニカルセンターA）
10:00　開会（講師・参加者自己紹介、概要説明、morinos紹介など）
10:20　ゲストの話（プロフィール、転職のきっかけ、現在の仕事等）
11:00　兼脇さんによる林業技術実演（チェーンソーによる模擬伐木、トビ操作
　　　　グラップル操作）　※テクニカルセンター前広場
11:45　テクニカルセンターに戻って、フリーディスカッション（質疑応答）
12:15　ふりかえり
12:30　終了

●申込方法（以下の専用フォームからお申込みください。8/27　17時締切です。）

●問い合わせ先————————————

岐阜県立森林文化アカデミー事務局内　森林総合教育課（morinos）
受付担当：大武圭介（おおたけ・けいすけ)　NPO法人ホールアース研究所

〒501-3714 岐阜県美濃市曽代88番地
Tel：0575-35-3883（火・水休館）
E-mail： morinos@wens.gr.jp