通算９回目となるmorinosカフェ、今回は初めてmorinosを飛び出して、飛騨高山での開催です。

今回のゲスト、吉眞陽子（よしざね　ようこ）さんは森林文化アカデミーの1期生として2003年に卒業後、飛騨へ移住して自然ガイドをしつつ、自ら田畑を耕作し、地域に残る食文化や手仕事の継承にも取り組んでいます。
ガイドのメインフィールドは、県立天生自然公園。1年の半分を雪に閉ざされますが、湿原のミズバショウや、カツラの大木など、見どころがいっぱいの自然公園です。吉眞さんは北飛騨の自然を案内するガイド協会の理事を務めています。

また、地元飛騨市河合で田畑を耕作し、自ら作ったもち米でこだわりの餅を作る「工房すなか」を主宰しています。

さらに、正月飾りのしめ縄づくりを地元の名人に学び、伝えるワークショップも行っています。

今回の会場は、高山市の古い町並みの大規模な町家「旧村田邸」を改装して昨年7月にオープンした「村半（むらはん）」。ここは、高山市が若者による地域活性化を推進するため、改修整備したまちなかの拠点施設です。
2020年7月にオープンした村半は、高校生が下校時に「ただいま」と言って入ってきて、スタッフが「おかえり」と迎える、アットホームな場所です。家庭でも学校でもない、「サードプレイス」＝第3の居場所として注目されています。

さらに普段あまりPRできていない飛騨地域の若者・高校生に、morinosと森林文化アカデミーの紹介もします！
「森と木に関わるスペシャリストを育成する専門学校」の魅力を、卒業生から直接聞ける機会です。

morinosと同じタイミングにオープンした「村半」で、ゲストと一緒に飛騨の魅力や、自然と寄り添い、自分らしく生きること、暮らすことを考えてみませんか。

【講師プロフィール】

吉眞陽子(よしざね　ようこ)さん　
NPO法人飛騨市・白川郷自然案内人協会の理事・事務局

岐阜県生まれ岐阜県育ち。2001年岐阜県立森林文化アカデミー入学。
卒業後、旧吉城郡河合村（飛騨市河合町）に移住以来、県立天生自然公園の保護保全などに関わり続ける。
2018年「工房すなか」の屋号で､冬期限定・こだわり素材の餅屋を開業。
人と自然・森を繋ぎ、田舎が元気になることを常に妄想中。
ガイドで2児の、一応、、母。

【講師から飛騨地域の若い皆さんへのメッセージ】
　飛騨の魅力は、「周囲の自然が非常に豊かである」ことです。例えば夜、山々の合間から見える飲み込まれてしまいそうな満天の星空。水路に流れるせせらぎの心地よい音。
　「旬」が食卓に溢れ、季節感を肌で感じられるのも魅力です。秋は天然のキノコが山に行けば採れ、近所の川で釣りをすれば川魚が食卓に上ります。冬は白銀の世界となります。
　都市部にあって､飛騨の田舎にはないものはたくさんあります。でも「余計なものがない」からこそ、身近にあるものを工夫して使う智慧や技術が、培われ、受け継がれてきました。同時にそこには自然への畏敬の念と祖先への感謝、つながりや縁を大切にする心があります。
　私の夢は「智慧と優しさに溢れたスーパー婆ちゃんになること」です。これからも日々の暮らしを楽しみながら、周囲の先輩方から学び、様々な経験を積み重ねていきたいですね。
　自分の子どもくらいの若い世代の人たちと一緒に、新たな飛騨の魅力に気づき、共有できる機会にしたいと思っています。

●開催概要 ————————————–
【開催日時】2021年12月18日（土）
　　　　　　13:30-15:30（13:00受付開始）
【開催場所】村半（高山市若者等活動事務所）高山市下二之町６（詳しい場所はこちらをご覧ください）
【対　　象】高校生以上（飛騨地域の自然や生活文化に興味がある方、若者・高校生など大歓迎！）
【料　　金】無料
【定　　員】15名（先着）
【内　　容】13:30－14:30　自己紹介・ゲストからの話題提供
　　　　　　14:30－15:30　ゲストと参加者と一緒におしゃべり＆質疑応答
その他：少雨決行。最寄りの市営駐車場を利用に限り、無料で駐車できます。
　　　　※前半のゲストからの話題提供まで、当日Facebookライブによるオンライン配信を予定しています。

●申込方法–——————————————

※こちらのフォームからお申し込みください。

●問い合わせ先————————————–

岐阜県立森林文化アカデミー事務局内　森林総合教育課（morinos）
受付担当：大武圭介（おおたけ・けいすけ)　NPO法人ホールアース研究所

〒501-3714 岐阜県美濃市曽代88番地
Tel：0575-35-3883（火・水休所）
E-mail： morinos@wens.gr.jp