地域に根差した森林活用プロデューサーって何だ?-伊豆市またね自然学校の取り組み

開催日
対象者成人向け

 「森林サービス産業」とは森林空間が生み出す恵みを活用した「健康」「観光」「教育」等に関わるサービスを提供する産業です。今回は、この取り組み事例の1つとして、自然体験やインタープリテーション(自然解説活動)を中心に、静岡県伊豆市で「またね自然学校」(一般社団法人mata−ne)を主宰する斉藤夫妻をお招きし、地域と連携した取り組みや、森林環境譲与税を活用した環境教育活動を紹介していただきます。子どもキャンプから地元小中学校への森林環境教育プログラムの出前体験、企業研修、狩猟体験や鹿革を活用したクラフト体験など、活動は多岐にわたっており、地域に根差した森林活用プロデューサーと言えます。

【参考】森林サービス産業と岐阜県のこれまでの取り組み(岐阜県のHPより抜粋)
 近年、人々の価値観やライフスタイルの変化にともない、森林空間を積極的に活用したいという期待が高まり、森林へのニーズは多様化しています。岐阜県が令和5年1月に設立した「ぎふ森のある暮らし推進協議会」は、森林空間を健康、観光、教育等の多様な分野で活用した森林サービス産業を育成し、岐阜県の山村地域における新たな雇用と収入機会を創出することを目的としています。

斉藤夫妻は伊豆市に移住し、伊豆市役所の地域づくり課と連携しながら伊豆の魅力を発信する「アウトドアキャンパス伊豆」にも取り組んでいます。
※伊豆市に紹介された斉藤夫妻のストーリーはこちらをご覧ください。

子どもキャンプ

子どもキャンプの様子

教育旅行PG

教育旅行受入の様子

またね村内部

またね村(クラウドファンディングで改装した拠点施設)の内部の様子

またね事業概要

 話を聴くだけでなく実際に体験してもらいたいとのことで、伊豆市で捕獲されたシカからとれた鹿革を使ったフォトフレームづくりも体験し、人間と野生動物の関係やモノづくりを通した環境教育の可能性について考えます。

鹿革フォトフレーム

 森林を活用するポイントや課題についてゲストと一緒に意見交換し、参加者同士で交流する時間もありますので、岐阜県内で森林サービス産業に取り組む(取り組もうとされている)皆さんはもちろん、森林の活用に興味のある方、是非ご参加ください。

 

【講師プロフィール】

斉藤大輔(さいとう だいすけ)さん
斉藤大輔さん

神奈川県出身。会社員として16年過ごす。休日は家族、仲間達と海・山・川、自然の中で遊んで過ごす。「人が集まる家」を夫婦の合言葉に。
2013年ホールアース自然学校へ。在籍した6年間で、キャンプ・富士山登山・洞窟探検・教育旅行・里山環境保全・人材育成・企業CSR事業等、様々なプロジェクトに関わる。インタープリテーションと環境教育を学び、2019年伊豆市へ移住し、「一般社団法人mata-ne」を設立。
現在、木こり・猟師・インタープリターとしてエコツアーを実施。
2021年より静岡県森林円卓会議運営委員。ニックネーム:だいちゃん

斉藤竹夏(さいとう たけか)さん
斉藤竹夏さん

神奈川県出身。油絵を13年学ぶ。美術大学卒業後アトリエにて小学生の講師を務める。結婚後、子育てが一段落した頃に布作家として活動開始。アンティーク着物をリメイクし小物作り、個展やネットショップ開設。
2013年よりホールアース自然学校へ。手配業務・デザイン・キャンプ補助・ガイド補助等を担当。
現在、一般社団法人mata-ne主催事業の運営(企画・広報・手配・食事・デザイン・現場)ならびに、伊豆市内で有害駆除された鹿革の利活用を担当。
またね村の村長として土地の活用・企画も担当している。ニックネーム:たんたん

【ゲストからのメッセージ】
こんにちは!またね自然学校は自然の中で人と人、地域と人をつなぐ活動を行っています。森林は私たちに多くの恵みを与えてくれる存在ですが、現代では自然と人のつながりが希薄になりがちです。今回は私たちの活動紹介と、鹿革の端切れを利用したフォトフレームづくりをとおして「命の恵み」について、人間と自然の関係性を考えるきっかけにしていただけたら嬉しいです。森林資源の活用を通して、沢山の繋がりを見つけましょう!

●開催概要 ————————————–
【開催日時】2025年1月23日(木)
      13:30-16:30(13:00受付開始)
【開催場所】岐阜県立森林文化アカデミー テクニカルセンターA棟
【主  催】morinos(岐阜県立森林文化アカデミー内 森林総合教育センター)
【運  営】NPO法人ホールアース自然学校
【対  象】成人(主に森林空間活用に取り組む事業者・行政関係者、森林の活用に興味がある方)
【参加費用】受講料無料、鹿革クラフト材料費として、1,000円/人を当日徴収します。
【定  員】30名(応募多数の場合は、岐阜県内在住・在勤の方を優先で抽選
【内  容】13:00 受付開始(テクニカルセンターA棟)
      13:30 開会、流れと目的の共有、参加者自己紹介
      13:15 第1部 またね自然学校の紹介(自己紹介・取り組み概要など)
      14:15 数名で質問・感想の共有、休憩
      14:45 質疑応答① 参加者からの質問・感想へのゲストからコメント
      15:00 第2部 ミニ体験(鹿革フォトフレームづくり)
      16:10 質疑応答② 参加者からの質問・感想へのゲストからのコメント
      16:20 ふりかえり
      16:30 終了
【そ の 他】
・雨天決行です。

●申込方法(以下の申込フォームより申込ください。1月9日(木)17時締切です。)

お申し込みフォーム

●問い合わせ先————————————–

岐阜県立森林文化アカデミー事務局内 森林総合教育センター(morinos)
受付担当:大武圭介(おおたけ・けいすけ) NPO法人ホールアース自然学校

〒501-3714 岐阜県美濃市曽代88番地
Tel:0575-35-3883(火・水休館)
E-mail: morinos@wens.gr.jp

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開館時間:10:00 〜16:00
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
電話番号:0575-35-3883 / FAX:0575-35-2529
Address : 88 SODAI, MINO-SHI, GIFU-KEN, ZIP #501-3714 JAPAN
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529
岐阜県立森林文化アカデミー
ぎふ木遊館
Sustainable Development Goals