今日のmorinos!
開催した日:
morinosは今日も暑いです。
気分転換のためひろばでの遊びを切り上げて、少し森に行っていただきました。
「森の入り口」にあるクサギの葉の匂いを嗅いでもらいました。この独特な香りは、ピーナッツバター、ゴマ、ビタミン剤、燃やしたゴムに例えられるように、微妙な香りなのです。 香り成分は糞の臭いの基でもあるインドールやスカトールと同系の物質です。
葉にはクレロデンドリンという成分があり、血圧の調節作用、動脈硬化や高血圧予防に有効とされています。またクレロデンドリンは、キャベツや白菜を夜間に食害するヨトウムシの摂食阻害物質であるため、葉の煎液をヨトウムシ防除や家畜のシラミ駆除剤として利用していました。
なんと、道路にはクサギの匂い物質以外の臭いものが・・・
「これはどんな動物の落とし物ですかね?」と質問しました。太い糞が短く分断されているのが特徴ですが、これはイノシシの落とし物です。
さてさて、森林文化アカデミーの演習林はお子さん連れでも安心して歩いていただける歩道です。
その歩道を上に登る途中、お子さんが足元に何か変わったものが落ちているのに気付いてくれました。
「これは何ですか?」と指さす先には、もう使用し終わったハチの巣が・・・
抜け殻となったハチの巣ですが、これは「キボシアシナガバチ」の巣です。キボシアシナガバチは巣や繭の色が黄色いことが特徴で、成虫の体長は約12~18mm、体色は黒色で斑紋の大部分は赤褐色で、毒性は比較的弱めです。
今日は雨水ポンプのシリンダーも修繕したので、地下タンクに貯まった雨水をポンプで汲み上げるお子さんたちもいました。
水は無駄づかいしたくないし、最近は水道代金も高いので、この雨水ポンプは大助かりです。
木工をする「トントンカチカチ場」では、ご家族連れの皆さんが夏休みの作品作りに没頭されていました。
初めてノコギリを使うお子さんを保護者の方がうまくサポートされていました。
最後に林業の会社に就職した卒業生も来てくれました。
morinos職員のポポちゃんと同級生でもあるので、morinosでピアノを弾いて、少し遊んでいってくれました。
このところ天候不順な日が続きますが、みなさん熱中症にはくれぐれも気をつけて、遊びに来てくださいね。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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