『はだしのトレイル』づくり21回(今年度11回)目
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令和4年度最後の『はだしのトレイル』、今回で合計21回(今年度11回)目です。
今回も裸足研究の第一人者、金子 潤さんの指導の下、足の裏を立位と座位でスキャニングして、それから金子さんによるミニ講座です。
いつも参加してくれる仲間の足裏をスキャニングしたものを事例に、どのように変化したかを金子さんが説明してくださいました。被験者は普段から登山靴などを履いており、それが足の裏にどのように現れるかを解説。
上記の被験者が裸足で歩いた後の足の裏比較では、人差し指などがしっかり伸びており、指全体で体重をとらえるように変化してきたことも説明されました。
ミニ講義を終えて、本日の参加全員、裸足で現場確認に向かいました。
度重なる改良の成果もあり、ふんわりとした足裏感覚で歩くことができ、以前に感じたような停滞した空気のないすっきりしたおさんぽとなりました。
全体について、「どこを改良するのか、どのように改良するのか」を話し合って、本日の作業内容を決定しました。
本日は丸太による近自然工法の改修、新しい下りコースの設定をすることにしました。 。
以前設定した近自然工法の一部を改修するためナバさんが丸太を伐って、他の参加者が道幅に合わせて設置していきました。
この場所は部分的に粘土層が多く、今回掘った場所は地下15cmから40cmほどは黄土色の粘土が出てきました。この粘土を掘り出して、その一部に腐葉土や粉炭を混入させて土壌改良しながら歩道をつくりました。
すべてを丸太で作るのではなく、場所によっては現場付近で出てきた石を利用しました。
下の写真の石は1つ30kgほどのもの2つを縦に並べ、その周辺に小さな石を埋め込んでいます。この石や岩の隙間を雨水が通り、その隙間に昆虫類がすみ、その隙間を菌類が伸びていく。そうして安定した自然が保たれます。
morinosスタッフのサニーとドイッヒが初めて、「はだしのトレイル」づくり参加し、歩道を作ってくれました。実際に自分たちで歩道を創ることで、生きた体験を訪問して下さったお客様と共有することができるので重要な体験です。
金子さんとユモティは丸太を置く位置や長さなど、どうしたら水の流れ、歩きやすさが良くなるのかを検討しながら作業を進めていました。
さて、今年度最後の「はだしのトレイル」づくりですが、来年度は4月27日から始まります。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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