岐阜県みどりの少年団活動発表大会
開催した日:
令和4年度の『岐阜県みどりの少年団活動発表大会』
付知南小学校、荘川小学校、北方小学校、中野方小学校、城山小学校の3年生から5年生の皆さんが活動の成果を発表してくれました。この発表には学校関係者だけでなく、ご家族の皆さんも駆けつけておられました。
午前中の発表が終わってから昼食を食べ終わったら、いよいよ活動タイムです。森に向かうグループや、火起こしをするグループ、morinosひろばで自由に遊ぶグループに分かれました。
森に行くお子さんたちには、最初にこの周辺にいる動物についてシカやイノシシ、ツキノワグマの足剥製で毛皮を触ってもらいながら、動物について学んでもらいました。
続いてこれから行く森で採取する「森のエビフライ」を見てもらって、それはネズミの齧った痕か、リスの齧った痕かを考えてもらいました。
ネズミによるものか、リスによるものか考えている子どもさんたち
森に入ってドングリやホオノキの葉、見覚えのあるいろんなものを見つけながら進む途中で、3本が1束のマツの葉を見つけました。
そこで恒例の『松葉相撲』をしてもらいました。こんな遊びでも結構楽しいものです。
意外に盛り上がった松葉相撲
アメリカ産のスラッシュマツの森で、エビフライと大きな松ぼっくりを拾い、ヒノキとスギの林を抜けていく途中で、遊びに使えるいろんなものを見つけて、楽しい林道歩きになりました。
寒いけど楽しい林道歩き
ここまでの森で集めた『ぼっくり類』、①スラッシュマツぼっくり、②森のエビフライ、③スギぼっくり、④ヒノキぼっくり、写真にはありませんが⑤ツガぼっくりです。
林道わきで見つけたツガは漢字で「栂」、木偏に母と書く事、京都の町や住宅ではこのツガで建築された家がお金持ちの象徴であることなども学びました。
いろんな「ぼっくり」類を集めたお子さんたち
小学校5年生のお子さんたちだったので、5年生で習う「人工林」の110年生の林を見に「大杉」の場所に行きました。
「学校では人工林と言えば林業をする林で、天然林よりも多様性が少ないように思われがちだけど、この110年生のスギ・ヒノキ林は他の多くの広葉樹と共存していて、猛禽類のオオタカの巣も、目の前のスギの大木の上にあるよね。」と話しながら、オオタカが狩りで仕留めたハト類の骨を確認してもらいました。
切り株の上にのっている獲物のハトの骨
森では多くの珍しいものを見てきましたが、少し寒いので早めに降りてきました。
morinos周辺では「火起こし体験」に悪戦苦闘するお子さんたちがいました。
なんと「1時間も頑張っているのになかなか火種ができない」と言いながらも、みんなで力を合わせて頑張っています。
どうしたら火が付くのか考えながら挑戦するお子さんたち
みんなで力を合わせて努力した結果、火起こしに挑戦していた3つのグループとも見事に火種を育て、炎を燃え上がらせていました。
参加したお子さんたち全員が「やったぁ~!」と喜んでいる姿を見て、スタッフ一同も大喜びしたのです。
麻縄に着火させたお子さんたち
他にも木工をする「トントンカチカチ」も大人気!
みんな思い思いに1時間以上かけて作品作りに没頭していました。このmorinosで思い出の作品を作っていい思い出を持ち帰って下されば、私たちも大満足です。
昨年は開催することができなかった「みどりの少年団発表大会」、今年はコロナ禍とは言え、無事に開催できましたこと、学校関係者のみなさま、お子さんたち、岐阜県緑化推進委員会、県庁関係職員のみなさまのお陰です。ありがとう御座いました。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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