はだしのトレイル19回目(今年9回目)
開催した日:
金子 潤さん指導による『はだしのトレイル』づくりと体験、今年最後の本日で合計19回目です。
今日はmorinos休館日であるため少なめの参加者、まずは集まった方々に本日の作業内容を説明し、かつ「自然欠乏症候群」、”人間は自然から遠ざかるほど病気に近づく”のお話。
今年、NHKで放映された「超進化論」でカナダのブリティッシュ・コロンビア大学のジャスティン・カーストさんが「樹木のネットワーク」「菌根のネットワーク」について話されていたので、「はだしのトレイル」づくりにも参考になるため、ダイジェスト版を拝聴。
本日の作業をする前に、全員が足裏をスキャニングして、裸足てトレイルを歩いてから、再度スキャニングすることとしました。立った状態と椅子に座った状態の足裏をスキャニングです。
12月になって大量に落ちて来た落葉が道路でゴミ扱いされているので、清掃と落ち葉の再利用を兼ねて、タイワンフウやイロハモミジ、メタセコイア、ケヤキの落葉を搔き集めました。
熊手などの道具が足りなかったため、参加者によっては路面の落ち葉を麻袋に詰めていました。この黄色く色づいた葉はタイワンフウの葉で、先週から大量に道路面に降り注いできました。
金子さんは、「単一樹種の葉ではなく、いろんな樹種の葉が入ることがいい」とお話されながら、路面に張り付いたメタセコイアとイロハモミジの落葉を熊手で丁寧に搔き集めていました。
搔き集めた落葉は運搬用に麻袋に詰め込み、トレイルに運びました。重い麻袋は落葉で20kgほどになりましたが、大きな麻袋20袋ほどの落ち葉を散布しました。
落葉散布後に、近自然工法で設置した丸太の位置を確認しながら、本日の歩き初めです。
落ち葉の樹種によって足の裏の冷たさが違い、また時折置いてある石に足をのせると、予想以上に暖かく感じる。
今回搔き集めて散布した落葉のうち、最も暖かく感じられたのはタイワンフウの落葉で、最も冷たく感じられたのがメタセコイアとイロハモミジの混じった落葉でした。今後この落葉がどのように腐葉土化し、土壌菌類と馴染んでいくかが楽しみです。
さて今回の「はだしのトレイルづくり」、作業が一段落してはだしで歩き終わってから、再度足裏スキャニングして今年のトレイルづくり納としたのです。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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