森林空間を楽しむためのMRSツリークライミング体験会

開催した日:

 コナラの大木と友達になるためのツリークライミング、今年2回目となるMRSツリークライミング体験会を開催しました。今回もツリークライミング®ジャパンの公認インストラクターである近藤紳二さんによる体験会です。

参加者の集合写真

参加者の集合写真

 

 インストラクターの近藤さんは樹上作業を本業とするアーボリストで、「きのぼり屋」の屋号で仕事をされています。今回お願いしたツリークライミング®ジャパン(以下、TCJ)は国際基準に準じた道具(ロープや安全帯など)を用いてツリークライミング指導する団体で、John Gathright博士が主宰を務める団体です。

 TCJは単にクライミング指導するのではなく、「木の話」、「もくもくストレッチ」、「木にあいさつ」などして、それからツリークライミングに挑戦してもらいます。

もくもくストレッチする参加者

もくもくストレッチする参加者

 

 今回クライミングさせてもらう木はコナラの木です。ゴツゴツした幹、少しコルク質で割と暖かな樹皮、このコナラは小さなドングリを付けます。

 「木と友達なろう」をモットーにクライミングさせてもらうので、木に手をあてて「よろしくお願いします」とあいさつをしてからクライミング開始です。最初は登り方を学びます。

木にあいさつする参加者

木にあいさつする参加者

 

 MRSツリークライミング体験会のMRSとは、Moving Rope Systemの略です。

 ループ(輪っか)状のロープを縮めることでクライミングする登り方で、この方法は樹上作業のプロの技をレクレーションに転用したものです。

 最初はうまくクライミングできなかったみなさんも、コツをつかんでスイスイと樹上の世界を楽しんでくれました。

クライミング挑戦する参加者

クライミング挑戦する参加者

 

 ツリークライミング体験会は、クライミングする高さを競うものでもなく、クライミングする速さを競うものでもありません。高所が苦手な方はそれなりに目標達成できれば良く、自分の目標を立てて、その目標を達成することが重要なのです。

 だからクライミングのペースは人それぞれ、早くクライミングした人は周りの風景を鳥になったつもりで眺めていました。

うまくクライミングしていく参加者

うまくクライミングしていく参加者

 

 人によってはゆっくりクライミングして、木の枝についている着生物を観察したり、木の枝の上に立ったり、ツリーボートと呼ばれるハンモックに入って休んだりして、樹上の世界を楽しみました。

樹上のツリーボートで一休み

樹上のツリーボートで一休み

 

 早くクライミングした人は、1回降りて再び別のところからクライミングし、ゆっくりクライミングした人はゆったりと樹上の森林空間を楽しみました。

 そして最後にはクライミングしたコナラにお礼の「落ち葉かけ」をして、木に手を当てて「ありがとう御座いました」と言いました。

クライミングが終了したら「落ち葉かけ」

クライミングが終了したら「落ち葉かけ」

 

 一連の体験のしめくくりは近藤さんから参加者全員に「I Climbed a Big Tree」の証明証授与です。

 証明証の表面は英語、裏面は日本語で、「大きな木に登った証明」が記されています。

 お子さんはこの証明を10枚集めて、ジュニア・ツリー・クライマーの称号をもらうこともできます。

全員が「I Climbed a Big Tree」の証明証をもらう

全員が「I Climbed a Big Tree」の証明証をもらう

 

 そして最後は記念撮影です。今回は2回の体験会でしたので、集合写真が最初と最後に入れてあります。みんな楽しい樹上体験に満足してくださいました。

2回目の集合写真

2回目の集合写真

 

ご参加頂きましたみなさん、ありがとう御座いました。またお越し下さい。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 

 

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