関市公立保育園『チーム森』フル活動 in 富岡保育園
開催した日:
関市の公立保育園の保育士さんたちによって構成された『チーム森』、そのリーダーの一人である長屋美佳さんが園長先生を務める富岡保育園の園児や保育士さん、チーム森の方々と終日森体験しました。
朝8:30に富岡保育園に到着、9:00出発に備え、リヤカーなどを準備しました。
目的地の森はヒノキやアベマキ、ソヨゴ、クリ、アセビ、サカキ、ヒサカキなどがある森、荷物置き場に着くと「立ち枯れ木」が多いので、ロープを使って子どもたちと木を倒しました。
ロープで引っ張るだけでは倒れそうにない立ち枯れ木は、手鋸で切ってからロープで引きました。子どもたち自身が手鋸を使う体験が重要です。どうすれば切れるのかなど、ポイントだけナバさんが指導して、あとは安全確認に努めました。
子どもたちが切り倒した立ち枯れ木の切り株から、記念の円盤を切り出そうと富岡保育園の長屋園長先生が手鋸を使っていました。するとそれを撮影しようと、関市役所の小川さんが這いつくばって撮影。子どもだけでなく、大人も楽しい時間を過ごせるのが森の魅力です。
私が切り株から切り出した円盤を置いておくと、それを使って園児が鬼滅の刃の『禰豆子』をつくって見せてくれました。
子どもたちが自然物から創造力を発揮して、面白い作品をつくってくれます。これがまたいい。
クリの枯れ木は腐りにくいので丈夫です。そのクリの枯れ木を重ねておくと、それを園児と先生がシーソーに利用して遊んでくれていました。
自然のものは利用する人によって発想が異なるため、利用方法が様々であることが面白いです。他の園児はこの枯れ木を「平均台」のように利用して遊んでいました。
落ち葉を集めた園児たちは、お気に入りの保育士の先生を目隠しして落ち葉ポイントにご案内。そして「落ち葉のサプライズ」として、集めた葉っぱを先生に掛けていました。
集めた落ち葉を見たナバさんが、「落ち葉のお風呂」や「落ち葉のシャワー」もいいね。と言われたのを契機に、まずは「お風呂」をつくってみんなで入り。次はシートを張って、その中に大量の落ち葉を入れて、それを浴びる「落ち葉のシャワー」です。
シャワーをするタイミングを見図るため、ナバさんと音楽団の園児が『虹』を歌ってくれました。
ナバさんたちの『虹』が終わると、一気に落ち葉が降ってきました。
葉のシャワー来ると子どもたちから大歓声が、大喜びです。「落ち葉って暖かいね」などと話していました。
市役所の人が立木に巻き付いていたフジヅルを処理されていたので、それを拾ってきてアセビの木、2本にループ状にくくって「フジヅルのブランコ」を子どもたちに内緒で作ってみました。
まずは安全確認の試し乗りを洞戸保育園の乾園長先生にお願いしましたが、これがまた似合う。
乾先生が試し乗りで安全確認してくれたので、園児が次から次への楽しんでくれました。森にある素材で遊ぶ楽しい時間が実現できました。
フジヅルのブランコが好評だったので、またまた園児たちがいないところでブランコづくりしました。
今度はヒメコウゾの樹皮を利用したブランコです。ヒメコウゾも不要な植物として切られていたので、その樹皮繊維を剥いて編み込んでみました。こちらは傾斜地につくったため、一層スリルあるブランコになったようです。
午後からフィールドにお越しになった関市の尾関健治市長さん。私が見に行くと市長さんが落ち葉に埋もれていました。これはシェアリングネイチャーの『大地の窓』です。
市長さん自ら、子どもたちの森での自然体験活動を体感されたのです。凄いことだと思いました。
尾関市長さんが落ち葉の「大地の窓」を楽しんでおられる姿を見た園児たちが、「私も!」と言いながら落ち葉のベッドに寝て、大地の窓を楽しんでいました。
そろそろ森とお別れの時間です。
「チーム森」保育士さんたちと尾関健治市長さんで記念撮影をして、朝からお世話なった森から富岡保育園に戻りました。
帰り道は熊沢農園さんの急坂を降りていきました。園児全員でリヤカーにつけたロープを引っ張って、富岡保育園を目指しました。
「今日はいつもよりいっぱい遊んだね」と話しながら、楽しい時間を振り返っていたのです。
保育園に到着してからは、「チーム森」の先生方とナバさんによる活動のシェアリングをして、一日を終えたのです。
今回も富岡保育園の先生方、チーム森の皆さん、関市役所の尾関市長さん、市役所のみなさん、ナバさん、英里ちゃん、ノコちゃん、ありがとう御座いました。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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