まだ帰りたくない『もりもりキャンプ』4日目
開催した日:
『もりもりキャンプ4日目』
疲れたから「帰りたいのか」と言えば、テント越しにキャンプで知り合ったお友だちと話すのが楽しく、過半数は「帰りたくない」と言い出す始末。
京都から駆け付けた卒業生のエディも森の情報センターでバタン・キュー。
何をまとって寝ているのか、本人もわかっていません。エアーマットからもはみ出して、フロアーに寝ています。
子どもたちはナバさんのウクレレに併せて歌を歌って、目を覚ましていました。
みな殺菌対策をして、食事に備えています。
朝食の受け取りは、1m間隔に並んで一人一人が受け取ります。
受け取る前に、朝食作成スタッフに「ありがとう御座います! 頂きます。」とあいさつしました。
朝食が終われば、再び遊びです。
多くのお子さんが、広い敷地全体を使って、「ケイドロゲーム」をしていました。これはゲーム時間の大半がソーシャルディスタンスを保っていて、なおかつ子どもたちはめいっぱい走ってエネルギーを発散しています。
雨が降っているのに、なんと子どもたちから、「川に行きた~い!」と要望が出ました。ナバさんが中心となって協議した結果、川行が決まりました。
相変わらず、JIRIは川に向かいましたので、川の報告で済みません。お子さんたちは、morinos広場周辺や演習林でも様々楽しんでいました。
車で板取川に向かいましたが、やはり増水していて無理!
そこで急遽、森林文化アカデミーが何かとお世話になっている片知渓谷に向かいました。
この片知渓谷は水温14℃と大変冷たいですが、全く濁っておらず美しい川です。ナバさんとエディがフローティングロープでボーダーラインをつくります。
子どもたちは上流に向かって左岸側を歩き、ユッキーの合図で下流にむかって「ラッコちゃんポーズ」で下っていきます。途中は山祥(やましょう)やT.J.望月もサポートしてくれました。
そしてボーダーラインロープの前に、千葉ちゃんとJIRIがいて、立ち上がるのを手助けします。
待ちに待った『夏のもりもりキャンプ』最後の昼食は、なんと「炭火焼鳥丼」です。そしてサラダの付け合わせ、シメジのスープです。
お代わりしたい人には、別のスタミナ丼も用意してありました。
午後からは、森林文化アカデミーの演習林に向かうグループもいましたが、なんと午前中に川に行きたかったが行けなかった子どもたちから、「帰る前にどうしても川に行きたい!」と嘆願され、再度、片知渓谷に向かいました。
ここでも「ふくべ山の駅」でお世話になっている地元の方に、お世話になりました。
さてさて、15:30にはお子さんたちを迎えに来たご家族が集まってきました。
各自、情報センター入室時にアルコール殺菌とマスクをお願いして、全員が集まるのを待ってもらいました。
キャンプの全体リーダーを努めてきた星野さんから、ご家族に対してキャンプ中の子どもたちについて簡単に説明し、彼のリードで全員が「にじ」を歌いました。
星野さんと子どもたちとで、このキャンプでどのようなことをしたのか、全体に内容紹介し、ご家族の方々にも「子どもたちがどのような体験をしたのか」理解してもらいました。
次に、お子さんたち自身がご家族のところに行って、体験したこと、楽しかったことなどを各自報告しました。事務的に実施内容をお伝えするだけでなく、子どもたち自身が話すことで、家族の理解度が深まります。また、ご家族も4日間での子どもの成長を感じ取って下さったことでしょう。
そして、4日間、美味しい食事づくりを牽引してきてくれたK.I.プロジェクトの鎌倉さんをご家族に紹介し、同時に「感謝の意」を表しました。鎌倉さん、そしてサポートして下さったお姉さん、お母さん、「本当にありがとう御座いました」
8~9年前のキャンプなら、学生と子どもたちが共同で食事を作るのが常識でした、それを考えると、料理を提供して頂けるようになって、夢のようです。
今回はCOVID-19の影響で、コロナ対策をしなければ食事が成り立たないため、専門家による料理提供となりました。
そして、ご家族と一緒にこの4日間に、子どもたちが体験した内容の写真200枚ほどのスライドショーを家族と一緒に見て、4日間を振り返ってもらいました。
数かすのスライド中、2日目にmorinos広場の山にできた『山頂温泉』にナバさんが入っている写真では、子どもたちから大きな笑いが上がりました。
最後に、星野さんやナバさんから、ご挨拶があり、16:00過ぎに名残惜しい「お別れ」となったのです。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。4日間の偏った情報で済みませんでした。
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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