『高山市の宮保育園』で木工・焚き火・釣りぼっくり
開催した日:
高山市一之宮町にある「宮保育園」で、年長さん11人、年中さん17人を対象に、出前体験を行いました。

保育園の玄関で説明を聞く子どもたち
当日は雨模様だったので、保育園の園庭ではなく、玄関先での活動に切り替えました。
最初は「木工体験」です。園長先生が保護者の方々に依頼し、事前に集めていただいた木工端材を使いました。他にはmorinosから持参したアカマツの松ぼっくりなどで、自分の宝物を作ってもらいました。
子どもたちは、ノコギリも釘打ちも初めての体験です。どんな材料で何を作るか、そしてどんな色付けや絵を描くのか、ワクワクどきどきしながらの挑戦です。

材料選びも楽しい!
集めてくださった木工端材は良い材料ばかりで、さほど加工しなくても、そのまま利用できるようなものでした。
ヒノキやスギ、ケヤキなどの材があり、子どもたちは3枚も4枚も選んで自分の作業スペースに持って行き、絵を描くピグマックスやハンマー、釘などを駆使して作品作りに没頭しました。

木工ボンドを使って作品づくりする子どもたち
写真のテーブルは、木工ボンドを使う作業の専用にしました。フラットな板材は大人気で、その板に木工ボンドを塗って、三角柱の角材や松ぼっくりを張り付けている子が多く見られました。
「完成した作品は家に持ち帰ることができる」と伝えると、いつも以上にこだわって作品づくりに取り組む子が多く見られました。

ノコギリで大きさを調整
長すぎる端材は、利用したい長さに自分で切ってもらいました。
ここでは大人はあくまでサポートで、子ども自身の手で切ってもらいます。端材とは言え、自分で切ることができれば周りの人に自慢できるほど自信がつくのです。
子どもたちは初めてのノコギリ使いに戸惑いながらも、一生懸命にノコギリを使って材料を調整していました。特に硬いケヤキ材を選んだ園児は、時間をかけて根気よく切っていました。
他にも、ハサミでケヤキの端材を小さくフレーク状に切り刻んで、それを木工ボンドで1枚1枚張り付けていた子もいました。

園長先生に押さえてもらいながらクギ打ち
クギ打ちも当然、子ども自身で挑戦です。どうしたらうまく打てるのか、子ども自身が試行錯誤して、悩みながらも自分で解決していくのです。
誰一人として、「やって」と言うことなく、黙々と作品作りに没頭していました。
木材の手触りや香りを楽しむだけでなく、加工しやすさなど、木材の良さを肌で感じてくれれば十分です。

年中さんの作品例

年長さんの作品例
年中さんも年長さんも、木工ボンドが乾くまで作品を一時保管してもらいました。興味深かったのは、年中さんは平面的な作品の傾向があり、年長さん、特に男児は立体的な作品が多かったことです。
帰る時間までに、木工ボンドがある程度乾燥してくれることを望むばかりでした。

舞錐の使い方を習う子どもたち
さて次は「火起こし体験」です。
まず、この舞錐(まいぎり)でどのように火を起こすのかを見てもらい、その後、子どもたちとmorinosスタッフと共同作業で火種づくりに挑戦しました。

スタッフと共同作業で火起こし
「1・2、1・2」と息を合わせて頑張った結果、何度も火種をつくることができました。
この作業はリズムが大切なので、煙が出てからが勝負です。子どもたちは、「疲れた」と言いながらも、誰一人へこたれることなく頑張っていました。

息を吹きかけて、火種を育てる

恐る恐る、火種を育て上げた!
どの子も火種はできても、その火種を炎までに育て上げるのが難しいようです。
解した麻ひもに火種を包み、空気をふぅふぅ送り込んで炎に育て上げなければなりません。根気強く息を吹きかけて、見事に火をおこすことができました。

焚き火にあたりにきた子どもたち
当日は少し肌寒かったため、薪に火がつくと、子どもたちは焚き火の周りに集まってきました。この焚火に使っている燃料材は、子どもたちが園庭で拾ってきたケヤキやクリなどの枝です。
自分たちで拾い集めた枝で暖がとれて大満足のようでした。

釣竿について話を聞く子どもたち
最後に挑戦したのが「釣りぼっくり」です。
1人ずつスタッフから釣り糸と釣竿を受け取って、竿先に釣り糸の麻ヒモを結んでもらいました。この釣り糸の紐を結ぶのも、園児さんにとっては挑戦です。
何でも自分たち自身で挑戦する事が重要で、大人が用意してしまうと、子どもたちの才能が伸びるチャンスを奪ってしまう可能性があります。

「釣りぼっくり」に挑戦
みんな、「なかなか釣れなぁ~い」などと言いながらも、どうしたら釣り糸だけで松ぼっくりが釣れるのかを考えながら、いろいろ挑戦していました。
1人が成功すると、保育士の先生が「どうして釣れたのかなぁ~!」と尋ねて、他の園児さんにヒントをくれていました。

「釣りぼっくり」成功!
その後は、次から次へと成功者が現れました。
みな自分が欲しかった松ぼっくりを手にご満悦でした。この松ぼっくりは、クリスマス飾りに利用されるそうです。
雨模様の中でしたが、2時間以上、屋外での初めての体験に夢中になることができました。
以上報告は、JIRIこと川尻秀樹でした。
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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