インタープリテーションを再確認!?『インタープリターズガイドブック』のトリセツ実践講座

開催した日:

世界中のインタープリターのバイブル「インタープリターズガイドブック」の
大改訂版の翻訳本が出版されてはや2年。

昨年度もこちらのガイドブックをベースとした研修会を行いましたが、
1日開催でぎゅぎゅっと詰め込んだ内容でした。
今年度はよりじっくり深掘りし、1泊2日の日程で行いました。

講師は昨年に引き続いて、山本ファミリー(山本幹彦さん、草さん、風音さん)
に来ていただきました。

1日目の午前中は、『インタープリテーション』について参加者の質問出し。

改めてインタープリテーションについて各自が持っている疑問や興味、
悩みなどをとにかくたくさん出して、それぞれを参加者みんなで
ディスカッションしました。

午後からは、いよいよ今回の研修の本題です。

ガイドブックの中で紹介されているワークシートを使って、ワークを行いました。
morinosのフィールドから題材になりそうなものを参加者各自で選び素材を調べ、
題材に関連する有形の資源と無形の意味を考え、言葉にしていきました。

ワークシートにそれらを書き込んでいくと、なんとなく全体のテーマが見えてくる
のですが、この作業がとても大変で参加者の皆さん(講師の皆さんも含め)悶々と考え、
時に頭がこんがらがりながらもなんとかインタープリテーションを作っていきました。

2日目は朝からしっかり雨が降っていましたが、昨日までにまとめたテーマをもとに
プログラムを展開する準備からスタートです。午後からmorinos利用者を相手に実践
を行うため、各自、プログラムに使えそうな小道具や素材を集めに雨の森に行ったり、
小道具を準備し、参加者同士でギリギリまでプログラムの内容に磨きをかけました。

morinosにやってきていた子どもや翔楓祭(アカデミーの学校祭)にきていた来場者の方に
協力してもらい、インタープリテーションを一人ひとりが行いました。

2日間とことんインタープリテーションに向き合い、ガイドブックを読みこみ、
ワークシートを書き込み、数多くのディスカッションをしました。

11月は各団体・施設が繁忙期となり少人数での開催となりましたが、
少人数ゆえに参加者や講師との距離が近く、とても濃密な時間を過ごしました。

講師の山本さんは、

「本の副題を“意味の探究を促すガイドの技術”としてあるように、インタープリターが
意味をもって与えるのではなく、意味を参加者と一緒に作っていく、探究していくことが大切」
とおっしゃっていました。

今回の研修だけに限らず、各フィールドに戻って繰り返しやってみる、やってみて再度テーマを
書き直しながら、自分自身のインタープリテーションをブラッシュアップしていってほしいなと
思います。

これからも一緒に頑張りましょう。

参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

 

一般社団法人MIC  山内 淳

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