Calm Carving‐心がととのうグリーンウッドワーク トークセッション
異なる文化とフィールドで木と向き合ってきた2人の木工家が、岐阜の森で出会います。
1人は、チェコに暮らしながらグリーンウッドワークにおける「Calm Carving(カームカービング:静寂の削り)」の思想と技術を広めてきたイギリス出身のサミュエル・アレクサンダー。
もう1人は、岐阜の森と暮らしの中で、木や森とその背景や文化を作品づくりに落とし込む日本の木工家・川合優。
このトークセッションでは、互いの手仕事の現場に立ち会うように、それぞれの考え方や素材への向き合い方をたどりながら、静かに深く語り合います。 おふたりの価値観や経験が思いもよらない化学反応となり、自然とのつながりを見つめなおすきっかけとなるかもしれません。 通訳は、日本のグリーンウッドワーク業界を牽引してきた森林文化アカデミーの久津輪雅教授。
手仕事を通じた癒しの力、森から生まれるものづくりの意義について、立場や世代を超えた対話が紡がれます。 なお、当日は講座終了後に交流会を予定しています。(1~2時間程度。別途費用)
●開催概要———————————
日 時:10月25日(土)13:00~16:00
場 所:岐阜県立森林文化アカデミー 森の情報センター
定 員:30名(先着)
締 切:開催日の7日前
対 象:大人(中学生以上)
※高校生以下は保護者同伴
参加費:3,300円(税・保険込)
●当日のスケジュール(予定)————-
12:00 開場、受付開始
13:00 トークセッション開始
14:30 休憩
15:00 サミュエルによるボウルカービングデモンストレーション
16:00 終了
準備でき次第、会場にて交流会
●申込—————————————
グリーンウッドワーク協会のHPにジャンプします
翌日(10/26)はグリーンウッドワーク経験者を対象としたスキルアップ研修を開催します
●ゲスト紹介————————
サミュエル・アレクサンダー(Samuel Alexander)
イギリス出身、チェコ在住。
独学でグリーンウッドワークを習得し、現在はイギリスのグリーンウッドワークギルドのディレクターであり、ロンドングリーンウッド他各地で講師を務めている。 うつ状態をきっかけに始まったカービングの旅は、10年以上にわたり1,000人以上に木工を教え、「Calm Carving(カームカービング:静寂の削り)」というスタイルを確立した。彼の動画や作品は、自然とのつながりと静かな制作時間を大切にする姿勢で知られている。
2025年4月『The Green-Wood Carver: Slow Woodcraft For Beginners』出版
WEBサイト:https://samuelalexandershapes.com/
インスタグラム:@samuelalexandershapes
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川合優(MASARU KAWAI)
1979年岐阜県生まれ 木工家、デザイナー、SOMA代表
日本は、温暖多雨で恵まれた気候を背景に、独特な木の文化・自然観を生み出してきた。しかし現在我々は膨大に抱える森林資源と、建材、エネルギー、炭素固定、観光などどのような観点で、どういったバランスで共存していくべきなのか、非常に難しい局面を迎えている。 2016年、木の楽しさ森の可能性を伝えるためのブランドとしてSOMAの活動を開始。国産材製品の開発、森を歩き自然から学ぶフィールドワーク、手工具のみで椅子を作る体験の提供、一本の木材を読み解き生まれ育った場所を探すプロジェクトなどの活動をする。 2019年 (財)竹中大工道具館にてSOMA 日本の森と素木の家具を開催。2023年 スウェーデン国立東アジア博物館JuxtaposingCraftに参加 杉と和紙の棚がNational museum collectionに選定される
WEBサイト:https://kawai-masaru.com/
インスタグラム:@soma_masarukawai
●問い合わせ—————————-
NPO法人グリーンウッドワーク協会
小野 敦(おの・あつし)
TEL:09047939508
受付時間:10:00〜17:00


休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529