「森のじかん」〜城山小学校(海津市)〜
開催した日:
地域の森や自然を活用した教育や保育を日常化することを目的とした「森のじかん」。
その始まり方は多種多様です。
今回お邪魔した海津市立城山小学校は、名前の通り、かつてお城があった森のとなりにある
小学校です。かつては、「原始人クラブ」というなんともワイルドな名前のクラブ活動
がその森で行われていたそうです。
この学校にお子さんを通わせている、保護者のひとりKさんは、morinosが生まれる前
からアカデミーのプレーパークやもりもりキャンプにお子さんを参加させていました。
そうした経験から、子どもたちの自然の中での自由な遊びの意義をよく理解されていて
morinosの「森のじかん」へのエントリーを校長先生や教頭先生に提案してくれたそうです。
morinosの活動に理解ある保護者の方々がこうして活動を紹介してくれたり、参加して
くれたりすることを非常にありがたく感じています。トップダウンではなく、保護者や地域の
方から立ち上がる活動こそ、日常化や持続化に欠かせない要素かもしれません。
さてさて、前置きが長くなりましたが、そんな城山小学校の校舎のとなりにある、
かつての原始人クラブが活動していた森に、道具や材料を積んだ車『morino de van』がお邪魔しました。
今回は、小学校3年生39名が森に遊びに来てくれました。驚いたのは、当日10名
もの保護者の方々がボランティアでこの森あそびに駆けつけてくれたこと。中には、
かつてこの森で遊んだ記憶があるお母さんや、原始人クラブに所属していたお父さん
もいました。
39名の子どもたちはというと、morino de van に積んできたロープやスコップ、
のこぎりなどの道具を使って、森の中で自由に遊び始めたのは言うまでもありません。
森の中でのいきいきとした子どもたちの表情を見て担任の先生は、
「こんな顔見たことない!」
「みんな嬉しそう!」
「あの子、こんな一面もあったのね!」
なんて興奮しながら子どもたちの遊ぶ姿をニコニコと見守ってくれていました。
この森も久しぶりに子どもたちの声を聞いたことでしょう。
いつしかこの森に毎日のように子どもたちの声がこだますることを
祈りつつ城山小学校をあとにしたのでした。
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作


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