第21回川と山のぎふ 自然体験活動の集い 〜さわる・フレル・見えてくる〜
開催した日:
第21回 川と山のぎふ自然体験活動の集い
〜さわる・フレル・見えてくる〜
豊かな川と山を舞台に自然体験、エコツアー、アウトドア、音楽、アート、農、パーマカルチャー、食、歴史、伝統、地域活性、暮らし、コミュニティビジネスなどなど、県内を主な舞台に様々な切り口で活動する人たちが集い交流しながら いろんなものを生み出してきた「川と山のぎふ」
自然体験活動の集いで今年のテーマとなったのは、「さわる・フレル・見えてくる」。相次ぐ自然災害を乗り越えるためにキーワードとなるのが、人とのふれあいです。人々が集い、ふれあい、それぞれのもつアイデアや技術を出しあい、ときには音楽で一緒に混ざりあいながら、みんなのからだとこころがふれあえる集いの場を開きました。予測困難なこれからの時代を生き抜いていくヒントをたのしみながら得られる場となりました。
●タッチでトレイル(山本佳穂(かびごん)/森林文化アカデミー学生)
「みんなに触ってみて欲しいもの」を一つ、出店者・関係者に箱に入れてもらい並べました!触れてみることには勇気がいります。箱の中に「みんなに触ってほしいもの」がたくさん並べば、おもしろくって好奇心が湧いてきます。
●竹皮でおにぎりを包んでみよう!(安藤千寿香/安藤竹細工店)
竹皮は水を含むとやわらかくなり、ごはんを包むのに最適です。サランラップの代わりに水をつけた手でおにぎりを握ってみますが、これが意外にもおおくの人にとってはじめての体験となりました。じぶんの手のひらで握って竹皮に包んだおにぎりは、いつもより味わい深く感じられます。
●鼻笛&謎解きパズルワールド(栗谷本征二/栗くり工房)
鼻息だけで音を出すふしぎな鼻笛はいろいろな人の興味を引きます。イチョウやケヤキの木など、色ややわらかさの異なるカラフルな木材で鼻笛をつくったり、木でできたおもちゃに触れる体験ができました。
●タッチウッド作り(山本佳穂(かびごん)/森林文化アカデミー学生)
“Touch wood”(タッチウッド)とは、イギリスで相手に幸運を祈ることば。お気に入りの木を選び、4種類のやすりをかけて手触りの心地いいじぶんだけのお守りをつくりました。
●ふれて解る「身体は経絡に異常を現している」(長谷川吾朗/長谷川鍼灸院)
からだのこわばりをほぐし、動きをなめらかにする施術をほどこしてもらえるコーナーは、鍼灸師の長谷川さんの興味深いお話も合って大賑わいとなりました。
●森に触れてつるを編む(k-basket)
木々に囲まれたコテージで、つるをつかったカゴをつくりました。森から涼しげな風が吹くなかで手を動かしていると、こころが落ち着きいていきます。
●野焼きでつくる縄文土器(浅見洋史(縄文土器クラブ代表)と仲間たち)
粘土をつかった縄文土器つくりは子どもに大人気。縄文土器に関する書籍も置いてあり、大人も興味深く楽しめるしかけから、さまざまな人が訪れる場になっていました。※野焼きは後日、morinosで行います。
●ネイチャーゲーム・ふれて感じるオノマトペ(岐阜県シェアリングネイチャー協会のなかまたち)
ツルツル・フワフワ…のような日本人が得意とする表現(オノマトペ)を使って自然にふれながらあそびます。なにが見えてくるのか…ドキドキ・ワクワク♡
●触れるマジック(滑舌のわるいマジシャン JONさん)
ちびっ子にも大人にも大人気のJONさん。JONさんが触れるとあら不思議!?みんな釘付けでした~!
●手で触れながら作るミツロウキャンドル作り(澤田雄喜/NPO法人生態教育センター/自然発見館)
ミツロウのシートを手で温めながら芯に巻き付けていくと、ミツロウキャンドルの出来上がり! なめらかな手触りのミツロウに子どもたちは興味津々。ミツバチの話を聞きながらキャンドルをつくりました。色んなハチたちがつくった巣も見ることができました!
●太陽の力に触れる ソーラーフードドライヤーを作ろう!(岐阜農林高校食品科学科 食品乾燥班)
「フードロスを減らしたい」という思いから岐阜農林高校の生徒たちが考案したフードドライヤーづくりは大人気。段ボールとテープだけで誰でも簡単に作ることができました。おうちで何を乾燥させるのかな~?
●感じて拾って20gチャレンジ!(谷口吾郎/ゴロー/森林文化アカデミー)
落ちている枯れ葉やタンポポを持ち寄ったり、指で力を加えたり、20gぴったりをつくるのはむずかしい!
●里山などの樹木で燻製づくり(加藤哲利/てっちゃん/燻製箱研究家)
どんぐりの木を使った燻製はお塩と相性抜群。手のこで切った樹木で燻した牛すじやチーズ、ナッツやコンニャクはこの夏の暑さを乗り切るエネルギーをもらえます。
●気まぐれ?歩くフリーHUG♡(森田水加穂/みかほ/森林文化アカデミー)
会場にいるひとのきもちがほぐれていきます。世界中を旅するように会場中を旅すれば、みんなのこころも愛であふれるようでした。
●うどんこねこね体験 feat.たかっしー(大豆村伸也(しんちゃん)/トヨタ白川郷自然學校)
小麦粉をこねた生地をのばして切って、手作りのうどんをつくりました。つくって「たのしい」、食べて「おいしい」と思わず笑顔になれる体験ができました。味付けはたかっしーオリジナルの生しょうゆだ!」
●青空手網焙煎体験(村松 侑弥 / EAZY WIND)
湧水をつかった手網焙煎のコーヒーは、香りと温度でこころを満たしてくれます。大人だけでなく、子どもたちのこころもガッチリつかむ村松さんの人柄に、たくさんの人が集っていました。
●おいでよ!「はだしの広場&はだしのトレイル」(morinos)
はだしのトレイルを目当てに訪れる人もいるほど人気のはだしの広場は、親子連れでにぎわいました。
●振れる音楽(きむやん/デフ・ギタリスト)
幼い頃から耳が聞こえない「きむやん」はギター1本でメロディ、ベース、伴奏を同時に弾く難易度の高い独奏技術を披露してくれました。
弦から伝わる振動の僅かな違いを指先で感じ取り弾いているきむやんの演奏は、心の奥に響きました!
●振れる音楽(サム&エリック)(903 to 赤いキリン)
●振れる音楽(Hoshinon)
岐阜市の高校生ユニット。カバーとオリジナルを披露してくれました。岐阜農林高校の生徒たちも同世代の歌声に聞き入っていました。
●蜘蛛釣る触る!(加藤大成/ビトゥ/森林文化アカデミー24期生)
クモは振動を利用してハンティングする生きもの。そして各地で子どもから大人まで胸を躍らせていたクモ合戦。今回は身近なクモを探し、触れて、いくつかの方法でクモ同士を競わせてみました。
●木くずのタッチプール(morinos)
細かな木くずのプールは小さな子どもでもかんたんに掴むことができます。手のひらいっぱいに持った木くずを「どうぞ」したり、投げたり、親と子どもでやわらかな手や足、こころに触れて遊べる場になりました。
その他にも、取材しきれませんでしたが、たくさんのプログラムが実施され、参加者同士、出展者同士で交流できました。
●スマホでかんたんフレルマジック(北川健司/キタさん)
●手で食べるネパール🇳🇵カレー(長良川親父、MR.MANI)
●キノコ染め(ばきさん/グリーンウッドワーク協会)
●ナノ・バブル実演(株式会社ナック・中島工業)
などなど
以上、心地よいお天気の中、400人近いみなさまにご参加いただきました。ありがとう御座いました。また来年会いましょう。
この活動を通して、岐阜県在住在勤の山や川で活動する指導者、そうした活動に賛同される仲間が集い、交流し合うことで、新たな化学変化が起きることを期待しています。次回のイベントに合わせてみなさんも計画段階からご参加ください。
以上報告、むっちゃん(アカデミー25期生)、ゴロー(谷口吾郎)でした。


休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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