「森のだんごむし」大きな家族のはじまりはじまり! 今年も入園式で山の神さま&森の神さまにご挨拶!
開催した日:
今年もまた、野外自主保育「森のだんごむし」が、5人の入園児を迎えて
始まりました。森の中の大きな家族の新たな始まりです。
3月の卒園式が終わったと思ったらすぐに入園式ですね。
(卒園の際の森のだんごむしの活動のふりかえりはこちらを御覧ください)
毎年、入園式ではフィールドとなっている山の神さまにお供えを持って
ご挨拶(お参り)に行くところから1年が始まります。
今年は、みんなでこねこね、ころころ、ぐつぐつ。。。
小さな手で三色団子を作ってお供えすることにしました。
「森のだんごむし」だから「だんご」はちょうどいいかもしれないですね。
子どもたちも、手で粉や水に触れながら、コロコロするのは大好きです。
朝は、一般的な「入園式セレモニー」というよりは、なんとなくいつものご飯を
作るような感覚で、団子を作るところから始まりました。
「特別」よりも「日常」がそこにあります。子どもたちも、その流れに
自然に乗っていてなんだか安心な雰囲気です。
セレモニーらしいものといえば、今年は昨年に引続き、1人のお母さんが
手作りした木の名前バッジ(お母さんにもあります)と、
森の神様がくれる松ぼっくりのエビフライバッジをひとりずつに
渡すところくらいでしょうか。
こんな家族の中での出来事のようなごく自然な入園式の流れを考えてくれた
のもお母さんたち。特別過ぎないことを大切にする感じが素敵です。
お供えも完成して、バッジももらったら、みんなでいつもの「森のだんごむし」
の歌(園歌のようなオリジナルソングです。)を歌って森に出発。
森の入口では、しっかりと入り口の木に手を当てて「森の神さまお邪魔します〜」
と挨拶してから森に入ります。
フィールドとなっている森林文化アカデミーの演習林には、ちゃんと「山の神」をお祀り
している場所があります。日本人と森とのつながりを改めて気づかせてくれる存在ですね。
「山の神」に着いたら、お供えをして、みんなでご挨拶。
新しいメンバーを紹介しつつ、1年間の無事を祈ります。
このときばかりは子どもたちも真剣です。だって山の神様が見てますから。。
もしかしたらコレが一番セレモニーっぽいかもしれないですね。
これもまた、日本人の暮らしの中にあるものでした。
そんなこんなでお参りが終わったら、いつもの遊び場「森の中の四寸傘」へ。
森の中で子どもたちもお母さんたちも、ゆるゆると春の日差しの中、
自由に遊び、過ごします。
さてさて、今年はどんな大きな家族になるのやら。
山の神さま、森の神さま、よろしくお願いいたします。
なんちゃって先生
萩原・ナバ・裕作


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