太平洋里山の森に出前! 〜企業の森が人と森をつなぐ〜
開催した日:
すっかり暖かくなってきた3/22(土)。
この日は太平洋グループ(代表者:太平洋工業株式会社)の森づくり活動「太平洋里山の森で火起こし体験&焚火カフェを楽しもう!」の支援に伺いました。
太平洋グループは、「企業との協働による森林づくり」の一環で、大垣市及び県との間で「太平洋里山の森」における森林づくり協定を締結しています。
大垣市上石津町にあるこの森で、2009年から16年もの間、里山の整備や最近では環境教育など継続的に活動されています。
最初に、岐阜県林政部長の久松からヒノキでできた感謝状が贈呈されました。

太平洋工業株式会社執行役員の竹下さん(左)と岐阜県林政部長の久松(右)
今回は太平洋グループの社員とその家族を対象とするイベントです。
社内で募集開始してからあっという間に定員になったそう。
今回の活動にみなさん非常に興味をお持ちでした。
まずはmorinosスタッフが先導して、太平洋里山の森の中を探検してみました。
ここは小さな山のようになっていて、頂上からは良い景色が見られるとのこと。
道中では、このあと焚き火をするときに必要となる落ち葉や枯れ枝を集めながら、小さな山を登っていきました。

ちょっとした山登り♪

頂上でみんなで「やっほー!!」
頂上では太平洋里山の森に棲む生き物について解説。
この森の中には動物の痕跡がたくさん見られるのです。
今度は上りとは別のルートで山を下りながら動物の痕跡を探してみることに!
朝、このルートの下見をしたときにはアナグマと遭遇しました。

遭遇したアナグマ!
きっと、何か痕跡が残されているはずです。
みなさん目を光らせて動物とその痕跡を探していました。

草食動物のフン

シカの足跡

動物の毛
フンや足跡、さらには動物の毛まで、いろんな痕跡がありました!
痕跡からこの森の豊かさが実感できたかと思います。
とはいえ実際に動物を見てみたいという人も多いはず。
実は1週間ほど前からこの森の中にセンサーカメラを設置していました。
その時撮れた写真を見てみると、シカやノウサギ、キツネの姿がくっきりと写っていました。

撮れたものを紹介するスタッフ
シカやノウサギ、キツネは餌場や住処として森を利用して森の恵みを受け取っています。
私たちにとっての森の恵みとは何でしょうか?
木の実などの食べ物を頂く、森の木を切って家を作り、住む環境を整えるなどなど色々あると思います。
今回は実際に森の恵みをより感じてもらうために、各家族が森から拾って大事に大事に運んできた落ち葉や枯れ枝を基に、「火」を育てる体験をしました。
火口(ほくち)を作る人、落ち葉や枯れ枝を上手に組む人、火をつける人…と参加者で自然に役割分担して作業していました。
初めてマッチを使う子も親御さんの応援のもと、なんとか火をつけることができました!
マッチに慣れている子や大人はメタルマッチにも挑戦。
火花を散らして火をつける様子に「おおっ!」「かっこいい!!」と歓声が上がりました。

メタルマッチを実演
morinosから持ってきたケリーケトルでお湯を沸かしておやつタイムに。
マシュマロを焼いたり、はちみつレモンで温まったりしました。

マシュマロを焼いておやつタイムに

参加者みんなでゆったりできました♪
森の恵みによって、家族や参加者との間に穏やかな時間が生まれました。
こうした森への入り口(きっかけ)が、morinosだけでなく各地にできるとうれしいです。
以上、報告はジミーこと臼井でした。


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