師走を迎え何かと慌ただしい時期となりました。そんな中、本日ははだしの森メンテナンスワークの日。気持ちのよい青空の下、初参加の3名を加え、総勢10名で作業を行いました。

青空に映える紅葉に見惚れる

　本日の作業内容は落ち葉集め＆散布と排水溝の補修。

　落ち葉散布は、落ち葉を腐葉土化させ、土壌菌類と馴染ませて、土壌を良くすることを目的にしています。以前入れた落ち葉は時間が経って分解が進んだり、雨に流されたりと段々量が減ってきています。そのため、今回も大量の落ち葉を集めて散布しようと意気込んで作業が始まりました。

　クリ、ユリノキ、コナラなどの葉をかき集め、麻袋に詰め込んで現場に運びました。

ひたすら落ち葉を集める

　作業に集中していると、あっという間に時間が経ちます。無理をしないよう、集めた落ち葉をクッションにして一休み。

陽ざしが暖かく、休んでいるとおもわず寝ちゃう

続いて本日のもう一つ大事な作業が排水溝の補修。

雨が川のように流れてしまっている

　前回のメンテナンスワーク後、雨が降った際にトレイル内が水浸しになるという事態が発生しました！なんと排水溝から水が溢れてしまっていたのです…。それは大変だ！そこで、うまく水が流れるような仕組みが必要ということで、こちらも作業を進めます。

講師の金子さんから排水の構造の説明を受ける

　水はけが悪い場所は、雨などで水分を含むと泥状にぬかるみ、乾くと土が固くしまった状態になります。土壌を改善するためには、その場所の周りに溝や穴を掘って、側面から大気圧に押された空気が出入りするようにします。土の中に空気が通ることで、雨もそこから浸透し、溝を伝って下へ流れるようになります。

雨を伝わせる枝を穴に差し込んでいく

完成した排水溝

　落ち葉でふかふかになったトレイル。この道を歩きに来た人達は、どんなことを感じるでしょうか。楽しみです。

　さて次回作業日は２月20日（木）。どんなことをやっているのか、ちょっとのぞきに来てみませんか？みなさんのお越しをお待ちしています。

　以上報告は、どいっひこと土井早谷香でした。