上麻生小・神渕小の1・2年生合同の『秋みつけ』
開催した日:
加茂郡七宗町の上麻生(かみあそう)小学校と神渕(かぶち)小学校が来年統合されるため、両校の1年生と2年生が顔合わせを兼ねて、morinosに『秋みつけ』を楽しみに来てくれました。
本日のコースは「森の入り口」~「森林文化アカデミー演習林」~「自力建設 森の中の四寸傘(以下、四寸傘)」に向かうルートで、午後から実施する焚火の燃料材確保も兼ねての『秋みつけ』です。歩き始めて早々に、コナラのどんぐりやアラカシのどんぐり、そしてどんぐりの帽子(殻斗)を拾い、続いて草笛を鳴らしながら森に入って行きました。
森に入ると少し薄暗く、少し登ると足元にホオノキの大きな葉が落ちていました。他にもアベマキやコナラの落葉を踏みしめて山道を登る途中、いろんなキノコも見つけました。
林道の脇にはシダの仲間であるコシダとウラジロがたくさん生えています。そのウラジロを使って「バッタ遊び」をました。
林道から「四寸傘」に向かう道は、①ゆったりコース、②直登コース、③イノシシコースがありますが、子どもたちは迷わずイノシシコースを選択しました。
このイノシシコースにはスラッシュマツとテーダマツの松葉が大量にあるため足元が滑ります。子どもたちは頑張って登りながら、大きな松ぼっくりや森のエビフライ(リスがかじった松ぼっくり)を探してくれました。
「四寸傘」では、『秋みつけ』を実践するとともに、午後からの焚火用燃料材も探しましたが、やはり遊びが主体。丸太や廃材で作ったシーソーを平均台のようにして遊ぶ姿も見られました。
木からぶら下げたロープやハンモックは大人気です。
順番待ちをしながら楽しんでくれました。「森の中ってこんなに楽しかったっけ?」と言い出すお子さんもいました。
さて、午前の締めくくりは「焚火体験」です。下山してきて昼食を食べる前に、自分たちで集めた燃料材に火を付けます。
小学校で栽培収穫してきたサツマイモを焼くのも今回morinosに来た目的の1つです。初めてマッチを擦って着火を試みたものの、なかなか火がつかない子もいましたが、何とか大きな焚火にすることができました。
いよいよサツマイモの投入です。予想以上に大きなサツマイモがなんと、約40本も入れられました。これはmorinos記録ですね。大きなファイヤーピットがサツマイモで埋め尽くされたようです。
サツマイモを投入したら、お待ちかねの昼食時間です。
この間、スタッフが焼き芋の管理をしていましたが、昼食を終えたら小学校の先生方とバトンタッチ。お子さんたちは思い思いにmorinosで遊んでいました。
今回しっかり着替えを持参したお子さんたちは、泥水遊びにまっしぐら!
音楽好きなお子さんは、たまたま居た森林文化アカデミーの学生と一緒にピアノのコラボをしていました。
「ピアノも木でできていて、いろんな音がするね」と話すと、すかさず木琴も叩いてくれました。
もっとも多くのお子さんたちが熱中していたのが「トントンカチカチ」、いわゆる木工です。釘を打ったり、色を塗ったりして、今日の思い出づくりをしてくれました。
最後はmorinosの建物を背景に『記念撮影』しました。
以前来たことがあるお子さんも、初めて来たお子さんも、morinosを満喫してくれたようです。
さて、今回の『秋みつけ』はmorinosでの教育機関連携事業の一環で実施したものです。このブログをご覧になって、是非、来年度は自分の学校でもとお考えの方、一度ご相談くださいね。
以上報告は、JIRIこと川尻秀樹でした。
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529