はだしの森 メンテナンスワーク第3弾 開催しました!
開催した日:
昨年度まで行っていた『はだしのトレイルづくり』ですが、今年度から『はだしの森 メンテナンスワーク』と名称を変更して行っています。
今回は初めての方やスタッフも含めて8名参加。
まずは裸足になってトレイルの状況を観察。前回から3か月ほど経っています。
森の入り口のフューゲルカルチャーはイノシシに掘り起こされて、周辺の多くの植物が壊滅的被害に遭っていました。林の雰囲気は以前と比べると、樹冠層が生長し枝が伸び、風通しもあまり良くありません。
そこで今回の作業は、獣や雨による被害の確認をした後、トレイルの手直し整備をすることになりました。
作業はまずフューゲルカルチャーの土戻しから。動物たちが通りやすい場所を人間が通りやすい道に変えるため、細心の注意を払いながらルートを整備しました。
イノシシに掘り返された土壌は、雨による流出や植物の根へのダメージをもたらしてしまいます。まずは、掘り返された土を元の場所に戻し、整えました。
また、イノシシの再侵入を防ぐために、防護対策も実施。枝を地面に突き刺しトゲトゲの状態にして、この中に入るのが嫌だなぁ~と思ってもらう作戦です。
さらに、落ち葉や草を使ってフューゲルカルチャー表面のマルチングを行い、土壌の保護と保湿を図りました。きっと近年の豪雨による表面流出を防いでくれるでしょう。
午後は木の枝や小さな木を集めて「しがらみ」作り。以前作った箇所が風雨にさらされ脆くなっていたので、補強と新たに作ることにしました。これで土が流れ出るのを防ぎ、土壌の保湿も助けます。そして何より、人が通るルートが分かりやすくなるのです!
しがらみを作る作業をしていると、あっという間に時間が経っていました。
一日の成果を確認し、自然との共存を考えながらの作業に充実感を感じました。トレイル内の樹木の剪定をして、森の中が明るく、風通しが良くなったことで、湿気がこもりにくくなり、植物たちが健やかに育つ環境が整いました。今後、木の根だけでなく、草も生えるようになると保水力がさらに高まり、土壌の流出を防ぐことができます。これからもこの森が美しく保たれるように、努力を続けていきたいと思います。
次回の「はだしの森 メンテンスワーク」は、12月19日(木)です。みなさまお忘れなく!
以上報告、どいっひこと土井早谷香でした。
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