美濃市の藍見小学校2年生の『秋見つけ』
開催した日:
今日は終日、美濃市の藍見小学校2年生が『秋見つけ!』に来てくれました。
早朝9時はまだまだ寒いので、秋見つけに向かう前にスティックゲームをして体をウォームアップさせることにしました。
最初はやり方がうまく分からなかった2年生も、3回ほど試してみるとコツをつかみ、予想以上に早く全員がうまくスティックを持つことができました。
うまくゲームを完了できてウォーミングアップしたので、全員で成功を祝いました。
最初に森林文化アカデミーに植えられたミズナラがある場所で、どんぐりと帽子(殻斗)を拾ってもらいました。
いくつか拾うと帽子に穴が空いていました。そこで全員で穴を確認した後に、その穴を空けたハイイロチョッキリの写真を見てもらい。①何のために穴を空けるのか。②どうしてここに穴を空けるのか。③どうやって穴を空けるのか。について考えてもらいました。
morinos 周辺では4種類のどんぐりを拾いました。ミズナラ、コナラ、アラカシ、そしてクリです。
森の入り口に至る道路面でササを使って草笛にも挑戦しました。野田先生がうまく鳴らされて、それに続くように多くのお子さんが挑戦していました。
森に入ってまず最初にホオノキの葉を拾いました。
ホオノキは幹の樹皮が白っぽい大きな木でした。そして大きな葉を拾ってもらって、大きさ比べをしてもらいました。
最も小さな葉と、最も大きな葉では10倍以上の面積の差があります。
さてさてこの葉はなぜ大きさが違うのでしょう。 2年生の回答は様々あり大変面白かったです。
林内を歩いて行くと大きな松ぼっくりや、その種子を動物が食べた痕のエビフライが落ちていました。全員がエビフライを拾ったので、それをよく観察してもらいました。
松ぼっくりの状態では内部の構造が分かりませんが、エビフライになると種子を押さえている羽状の鱗片がらせん状についていることが分かります。また2年生からは、リスやネズミがかじることも意見がでました。
林道に出たところでマツの葉を観察し、その次に松葉相撲をしました。
一度勝負し始めると面白過ぎてなかなか中断できません。みんな相撲相手を見つけては一生懸命に挑戦してみてくれていました。
山の神を回って、ウラジロのグライダーを飛ばしながら、自力建設「四寸傘」に到着しました。
四寸傘では備え付けの机の上で、ウラジロの葉を取り除いた「馬」を置いて「跳馬」に挑戦しました。なかなかうまく着地しないため、何度も挑戦していました。
四寸傘周辺では板や丸太、ブランコくらいしかありませんが、2年生はそれでも十分遊べます。
1枚の板に乗ってバランスをとったり、丸太の上を跳んで歩いたり、アベマキやツブラジイのどんぐりを拾ったり、きのこを探したり、棒を探してみたり、遊びは無限に広がります。
ここにはナバさんが設置した1本ブランコがあります。みな我先にとブランコにまっしぐらだったので、1任ずる順に並んで体感してもらいました。
今日は空気が澄んですがすがしく、秋見つけにつながる「秋の風」を感じてもらいました。
四寸傘から下山する途中、タラヨウの葉がありました。すかさず葉の裏を枝でこすって、本日の引率の先生の名前を書くと、みるみる文字が黒く浮かび上がってきます。「これはなに」と聞かれたので「ハガキの木、といわれるタラヨウという木の葉ですよ」と話すと、全員が1枚ずつ持ち帰って行きました。
下山後は、まずお昼ごはんです。建物の南側で、お家の方に作っていただいた美味しそうなお弁当を広げて食べていました。
お昼ご飯が終わると、お待ちかねの「morinos タイム」です。2年生のお子さんたちは思い思いにひろばを駆けまわっていました。
雨水ポンプを動かしていた子には、「呼び水入れないと!」と話しかけると、バケツに水を汲み入れて重そうに運んでいました。一度、呼び水を入れれば調子よくポンプが作動してくれていました。
今日は寒かったのと、最近はインフルエンザが流行しているので、先生からは「泥遊びはやめようね」と声が掛けられていましたが、どうしても泥水が気になるお年頃。
危険を顧みずに、泥水に渡されたスリル満点の板を渡って楽しんでいました。
morinos での人気活動の1つ「穴掘り」。今日もやっぱりスコップ片手に、山の土を掘り返していました。土の中から何が出てくるのか楽しみです。
今日は美濃市のマイクロバスが迎えに来ます。
帰る前に、全員で「記念撮影」です。morinos の看板と建物が入るように撮影しました。
藍見小学校2年生のみなさん、毎年来てくれてありがとう御座います。
今日の「秋見つけ」の楽しい思い出を、お家の人にも話してあげて下さいね。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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