樹洞更なる進化 ~魚から舟に進化途中~

開催した日:

 本日はmorinos休館日!

 そこでみなさんに3年近く楽しんで頂いた『樹洞』を次なる進化に導きました。

チェンソーで樹洞の腐朽部分を探りながら切る

チェンソーで樹洞の腐朽部分を探りながら切る

 

 この樹洞は根尾開発の小澤社長さんが下さったもので、大変多くのお子さんたちに大人気!

 キャンプの際には、この樹洞の中で寝袋で一泊した美濃市内の親子もいました。子ども園や小学校のみなさんが来られた時には重要な写真スポットとしても役立っていました。

コブの部分は厚さ30cmほどある樹洞

コブの部分は厚さ30cmほどある樹洞

 

 しかし3年近く風雨に晒される中、タマムシやカミキリムシなどの昆虫類、ヒイロタケやカワラタケなどの木材腐朽菌が繁殖して、場所によっては人差し指で押すと、じゎ~っと凹む状況でした。

 お子さんが樹洞の上に登られると危険なので、今回は舟に形を変えるべくチェンソーで鋸断しました。南側の面は波型にチェンソーを入れたのが分かりますか?

中央部を波型に切断した鋸断痕

中央部を波型に切断した鋸断痕

 

 北側も南側も鋸断完了です。

 写真では分からないかもしれませんが、上下に鋸断してあります。

両サイドとも鋸断完了

両サイドとも鋸断完了

 

 上側だけでも100kg以上あるので持ち上げることはできませんでした。

 上の部分だけをズラして確認しましたが、残した部分も相当腐朽菌が繁殖していました。

上部をずらした状態

上部をずらした状態

 

 上半分を力任せに南側に押して2つに分けました。

 部分的には材片を手で握っても崩れて水が滴るほど、白色腐朽が進行していました。

2つに完全分割

2つに完全分割

 さて、今日はこの後に、森林活用推進課主催の講座があるので作業は一旦中断です。

 木曜日以降にこの残った半分の樹洞がどうなるのか楽しみです。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

 

 

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