多様で豊かな自然が見られる里山。綺麗な草花を見ると、ついつい写真を撮りたくなってしまいませんか。スマートフォンが普及して誰もが手軽に写真を撮れるようになりましたが、『何か足りない』『もっと生き生きと植物の姿を写したい』そんな思いを持っている方にお勧めの講座です。ちょっとしたコツをつかむと、植物の生き様が写真を通して伝わり、見る人の心に響く写真になります。

　今回のゲスト・いがりまさしさんは、愛知県を拠点に、全国各地で植物写真の撮影会や楽器の演奏会、講演活動など精力的に取り組まれています。いがりさんと一緒にアカデミー周辺の森を歩き、出会った植物の写真を自分自身で撮影しながら、撮影の具体的なコツを学びます。

　大切なのは、技術よりも植物の生き様を理解し、一般の人の心に響くように表現すること。いがりさんと一緒に身近な植物の知られざる生き様を写し取りましょう。

※初心者の方を対象とします。写真撮影を通して、より深く植物や自然の魅力に触れることをねらいとしています。

【ゲストプロフィール】

いがり　まさし　さん　自然系映像音楽作家

　1960年愛知県豊橋市生まれ。関西学院大学文学部美学科中退。前後して、自転車でリコーダーを持って「日本一周笛吹行脚」を試みる。（1年3カ月）。全国各地の自然に触れたことが、のちに植物写真を志すベースになる。旅の途中で関西学院大学を中退。その後、リコーダーを神谷徹氏に師事するが、25歳の時冨成忠夫氏作品に出会い、植物写真を志す。
　コーエイグループ株式会社にカメラマンとして就職し、商業写真を中心に撮影一般の実務を積むかたわら、植物写真家・冨成忠夫氏に通信で指導を受け、1991年独立。雑誌、新聞、書籍などを中心に、写真家、植物研究家として、幅広い出稿活動を展開。
　2009年ごろより、音楽活動を再開。自然系映像音楽作家として映像詩ライブを全国で展開している。著書に「草と木の組曲」、音楽CD作品に「名もなき旋律」（いずれもMAPLART)などがある。

●開催概要　——————————————————
【開催日時】2022年6月12日（日）10:00〜15:00　※9:30受付開始
【開催場所】岐阜県立森林文化アカデミー　森の情報センターおよび演習林
【主　　催】morinos（岐阜県立森林文化アカデミー内　森林総合教育センター）
【運　　営】ＮＰＯ法人ホールアース研究所
【対　　象】高校生以上（未成年は保護者同伴）
【定　　員】10名（応募多数の場合抽選。岐阜県内在住・在勤・在学者を優先します）
【締め切り】5/29（日）17時
【参加費用】無料（通常3000円以上かかりますが、今回は多くの方に自然に興味を持っていただくことを目的に、特別に受講料無料となります）
【そ の 他】
・新型コロナ感染状況によっては中止となる場合があります。
・昼食、デジタルカメラ（スマートフォン可）は各自持参ください。
・雨天決行です。

●当日のスケジュール——————–

09:30　受付開始（森の情報センター）
10:00　開会（講師・参加者自己紹介、概要説明、morinos紹介など）
10:15　いがりさんと森歩き（演習林を歩き、植物の写真を撮る）
　　　　morinos～アカデミー構内～演習林周辺で観察、撮影を行う
12:00　森の情報センターに戻って休憩・昼食（各自持参）
13:00　作品講評、お手本紹介、植物撮影のポイント解説、質疑応答
14:00　ミニトーク「植物と人間の関わり、植物写真家という生き方」
15:00　終了

●申込方法（以下の専用フォームからお申込みください。5/29　17時締切です。）

●問い合わせ先————————————

岐阜県立森林文化アカデミー事務局内　森林総合教育課（morinos）
受付担当：大武圭介（おおたけ・けいすけ)　NPO法人ホールアース研究所

〒501-3714 岐阜県美濃市曽代88番地
Tel：0575-35-3883（火・水休館）
E-mail： morinos@wens.gr.jp