8月のおとなと子どもの里山ナイフ教室②竹スプーンを作ってアイスを食べよう!【名古屋市農業センター(屋内開催)】

開催日
対象者小学1年生~大人まで

(このプログラムの募集は終了しました)

8月のおとなと子どもの里山ナイフ教室は2本のプログラムを開催します。
2本目にご紹介するのは8月14日(水)に開催する「竹スプーンを作ってアイスを食べよう!」です。
この日は、おとなと子どもの里山ナイフ教室のプログラムを名古屋市農業センターのレストエリア(Hirabari Famers Cafe内、木育スペース)で出張開催します!

竹のアイススプーン

竹のアイススプーン

材料となる竹は、農業センター内の竹林から、整備のために切って頂いた竹を使います。参加者は切り倒された竹をみんなで切り分け、そこから自分のアイススプーンをノコギリやナイフなど使いながら、完成させます。

スプーン作りを行う今回のプログラムは、ゆったりお昼休憩をはさんでの開催になります。(昼食は各自でご準備下さい)

時間に余裕を持った進行になりますので、初めての方でも、焦らず、自分のペースで体験することができます。ゆっくりかたちを考えながら作りこんでも良いですし、作業の進みが早ければ、2本目、3本目を作ってもOKです!夏休みの工作体験、自然体験のプログラムです。自然の竹を使ったもの作りの楽しさ。そして、完成したあとは、実際に使ってみて(アイスを食べて!)のクラフト体験を満喫しましょう!

イベントの概要

竹のアイススプーン

【日 程】8月14日(水)
【時 間】10:00~15:00 (受付は9:50~)
【場 所】名古屋市農業センターdelaふぁーむ レストエリア(Hirabari Famers Cafe内、木育スペース)(名古屋市天白区)

【参加費】1名 3,500円(材料費、保険代金、レンタル道具代金、試食のジェラート代含む)
【参加対象】小学校1年生から大人まで(※小学生の場合は、必ず保護者1名以上のご参加をお願いしています)

【講 師】前野 健(岐阜県立森林文化アカデミー 准教授)、丹羽茄野子(ぎふ木育指導員、森林文化アカデミー木工専攻卒業生)

【定員】3組~(1組4名まで)12名程度

※規定枠(3組のお申込み)が埋まった場合でも、人数の上限に空きがある場合はキャンセル待ちから追加受付を行います。
※キャンセル待ちでお申し込み頂いた場合は、キャンセルが出たタイミングでメールでご連絡いたします。(たいてい、キャンセル待ちから1~2組ご参加頂いております)

会場地図

下記オレンジの立木アイコンが会場です。雨天でも同じ会場(室内)で開催します。

お申し込み

下記の申し込みフォームからお申し込み下さい。
フォームの申し込み受付は7月14日(日)お昼の13:00~です。

申し込みアイコン

※規定枠(3組のお申込み)が埋まった場合でも、人数の上限に空きがある場合はキャンセル待ちから追加受付を行います。(たいてい、キャンセル待ちから1~2組ご参加頂いております)

お問い合わせ

ご不明な点は下記のメールフォームから、お問い合わせ下さい。

24年度のスケジュール

※スケジュールは現時点(7/1)での内容になります。事情により日程、内容、会場を変更する場合があります。

8/3(土) 森の木で作るミニカー(名古屋市農業センター)

8/14(水) 竹で作るアイススプーン(名古屋市農業センター)

9/21(土) 茶杓づくり(セラミックパークMINO)

10/26(土) お楽しみプログラム(岐阜県百年公園)

11/16(土) 森の木を削ってサンタクロースを作ろう

2/1(土) けずりば(morinos)

2/15(土) けずりば(morinos)

おとなと子どもの里山ナイフ教室とは

ナイフ教室の活動より、講師の前野

材料採取に森に入った場面より、講師の前野が森を見る視点の解説をしているところ。

はじめまして、森林文化アカデミー木工専攻の教員の前野 健(まえの けん)です。
森林文化アカデミーの木工専攻では、令和3年度から子どもを対象にしたナイフワークの実践、研究活動を始めました。特に保育園の年長児を対象に定期的な実践を重ねた研究成果は、当時クリエーター科学生であった髙橋久美子さんが課題研究成果としてまとめ、多方面からの高い評価を頂きました。

1年間の実践を通して、年長児達でもナイフを使った木工ができることがわかりました。また、子どもたちはナイフを使いながら葛藤や喜びを体験し、大きく成長していくことがわかりました。

●2つの課題

今の社会では、危険やリスクを伴うものは、子ども達が触れることができないように遠ざけることで、子ども達を守ろうとしています。一方で、このやり方は、子ども達の学びや成長の機会を失っているのではないか?と危惧する声も聞かれ始めています。私たちが子ども達にナイフワークを教える活動を始めたとき、子どもに関わる方々から耳にしたのは「私たちも子どもに体験して欲しいのだけど、どう教えたら良いのかわからない・・」という声でした。

おとなも子どもも、ナイフワークに没頭できる場所

おとなも子どもも、ナイフワークに没頭できる場所

「ナイフ」は危険を伴う道具として、生活から遠ざけられたモノの代表とも言えます。近年では大人達も、この危険を伴う道具を「教える技術」を失ってきているように感じます。おとなと子どもの里山ナイフ教室は近年失われつつある、誰もが『刃物の使える場』であると同時に、『刃物の使い方を学べる場』となることを目指しています。

●気軽にナイフを体験できる場所を広げたい!

昨年10月のナイフ教室より、講師の丹羽さんのレクチャーの様子。

昨年10月のナイフ教室より、講師の丹羽さん(写真右)のレクチャーの様子。

私たちは「子ども達にナイフを使わせないといけないんだ!」という強い思いで活動しているわけではありません。ただ、子ども達にナイフを体験してもらいたいな・・モノ作りの楽しさを経験して欲しいな・・と考えたときに、気軽に安心して、技術や道具の相談や体験ができる場所が必要だと思うのです。少し前までは、生活の中で身近に触れられた道具や刃物。里山ナイフ教室は、そんなちょっと前の「普通」を身近にしていく場所を目指しています。

同時に、子ども達にナイフクラフトを教えたいな・・という大人の方や、ハードル低めの森遊びをしてみたいと考えている方にとっても、身近な森のフィールドを活用したナイフ教室は、入門編としておススメです。少ない道具で色々なもの作りのやりかたを「楽しみながら」学べるのも、このナイフ教室の特徴です。おとなと子どもの里山ナイフ教室は、グリーンウッドワークやブッシュクラフトなど、多様なナイフワークを参考にしながら、誰もが気軽に森で楽しめるようなプログラムを提案しています。

●ナイフは楽しい!

ちょっと想像してみてください。身近な山に入り、木の枝をノコギリで切って、それをナイフで削ってみる。しだいに枝だったモノが姿を変えて、道具やおもちゃ、何かの作品に姿を変えていく体験。それは、とても原始的なモノ作り体験ですが「物が作られる瞬間」の全てを自分の手で体験することです。それって、とても非日常的で楽しそうだと思いませんか?(これが非日常になっていることも、現代社会の課題なのかもしれません)
この講座では、ナイフ、ノコギリ、手回しドリルの3つの道具を使ってモノ作りを行います。これだけの道具からでも、他にも枝や小径木から作った道具も使って工作を楽しみます。

道具も手作り

道具も手作りしたものを使います。

●森づくりをしながら、木を切り、木を使う体験学習

かつて人の暮らしは森と繋がっていました。しかし、今は人が森に関わらなくなっていったことで様々なことが森と街の双方に起こり始めています。

ナイフ教室で使う材料の採取は、放置されたかつての里山に入り、森の整備・間伐の作業として行います。里山ナイフ教室は、小さな小さな活動ですが、それでも毎月の活動を続けていく中で、確実に森は姿を変えていきます。いま、街に隣接している山や森にはどのような課題があるのか?そんな『身近な環境問題』について、難しく考えるのではなく、実際に森に入って、自分たちの手で森が里山に姿を変えていく姿を見ながら、それぞれに感じたことを持ち帰り考えてもらう。そんな体験学習的な側面もこの活動では意識的に盛り込んでいます。(回や会場によって、伐採作業を行わない月もあります)

森のお手入れ

笹を刈り、間伐を行います。

●この講座はナイフの入門講座です

この「おとなと子どもの里山ナイフ教室」は、年長児を対象に考えたやさしいナイフ技術をベースにしたプログラムです。大人向けには、ちょっと工夫のヒントを盛り込んでいるので、大人も子どもも一緒に楽しめる内容になっています。親子でご参加頂く場合でも、おとなも子どもも、それぞれに作品作りを楽しんでもらえます。ナイフって触ったことが無い。木工ってやったことが無い・・という方も、どうぞお気軽にご参加ください。おとな1人でのご参加も、仲良しのお友達やご家族と一緒のご参加も大歓迎です!一緒に森の中でのモノ作りを楽しみましょう!

ナイフ教室'23のきのこメソッドより

おとなと子どもの里山ナイフ教室’23きのこメソッドより

過去の活動はmorinosの活動報告からご覧いただけます。(「おとなと子どもの里山ナイフ教室」で検索してください)

岐阜県立森林文化アカデミー
准教授 前野 健

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開館時間:10:00 〜16:00
休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
電話番号:0575-35-3883 / FAX:0575-35-2529
Address : 88 SODAI, MINO-SHI, GIFU-KEN, ZIP #501-3714 JAPAN
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529
岐阜県立森林文化アカデミー
ぎふ木遊館
Sustainable Development Goals