【満員御礼】※募集は締め切りました。
　森林文化アカデミーのユニークな講師陣によるスペシャルプログラム。今回のテーマは「心地よく暮らすための住宅」です。ゲストの辻先生は森林文化アカデミー開学時からの教員で、木造建築の設計、温熱環境、エネルギーが専門です。
　当日はサーモカメラや放射温度計で表面温度を測定し、素材の違いによる暖かさの違いを検証します。また、ご自身の光熱費データを標準的な家庭のデータと比較することで、どの程度エコな生活をしているのか比較します。寒い冬をどのように快適に過ごすか。実際に辻先生のすまいや、設計に関わったmorinos建物や林業機械学習棟を例に、一緒に考えてみませんか。

サーモ画像

薪ストーブ

居間

太陽熱温水器

断熱ブラインド

日向ぼっこできる家

【講師プロフィール】

辻　充孝（つじ　みつたか）さん　岐阜県立森林文化アカデミー　教授

岐阜県立森林文化アカデミー教授、一級建築士、バウビオローゲ
木造建築の設計、温熱環境、エネルギーが専門。共著に「木の家リフォームを勉強する本」、建築知識で「エコに暮らす住まいのルール」を連載。
築140年の古民家を改修した自邸カミノハウスにて地域住宅賞奨励賞受賞、自力建設プロジェクトにてウッドデザイン賞受賞、morinosにて木材利用優良施設コンクール 林野庁長官賞、第1回 SDGs建築賞 住宅・建築SDGs推進センター理事長賞を受賞。2014年～スマートウェルネス住宅等推進調査委員。

【辻先生からのメッセージ】

「心地よいエコハウス」と聞くとどんな家を想像しますか？
太陽光がたっぷり載ってホテルのように24時間空調が効いた家？あるいは、夏を旨とした風通しの良い家でしょうか？
私が考える心地よいエコハウスは、エネルギーをほとんど使わず、冬はポカポカした陽気が感じられ、初夏には気持ちの良い風が流れる住まいです。つまり季節や時間によって開いたり閉じたりする「自然に素直な家」です。
これを実現するにはコツがいります。閉じたいときに閉じれる断熱・気密性能は大切ですし、日射を取り込めるちょうどいい開口部や気持ちいい外構計画も大切です。天気の悪い時には、高性能な設備にも頼ります。
また、住まい手は窓やカーテンを開けたり閉めたり、場所を移動したりとアクティブな暮らし方も必要です。つまり周辺の環境や家族の暮らしなど、それぞれのポテンシャルをしっかり活かすデザインなのです。
みなさんにとって心地よいエコハウスはどんな家か考えてみましょう。

●開催概要　——————————————————

【開催日時】2024年２月18日（日）13:00〜15:00
【開催場所】岐阜県立森林文化アカデミー　林業機械学習棟、morinos建物
【主　　催】morinos（岐阜県立森林文化アカデミー内森林総合教育センター）
【運　　営】ＮＰＯ法人ホールアース自然学校
【対　　象】成人（すまいやリフォームに興味関心を持つ方に特におススメです）
【定　　員】10名（応募多数の場合抽選。岐阜県内在住・在勤・在学者を優先します）
【締め切り】２/４（日）17時
【参加費用】無料

●当日のスケジュール——————–

12:30　受付開始（林業機械学習棟）
13:00　開会、小講義 「目指すは心地よいエコハウス」＠林業機械学習棟
13:30  参加者自己紹介、講座への期待など共有
13:45  冬の温熱環境を考える　＠林業機械学習棟
　サーモカメラ、放射温度計で表面温度の計測、温室度データロガーで上下温度差・素材の違いによる表面温度の違い、日向ぼっこの心地よさを検証（日射量計）
14:15  エコに暮らすには　＠林業機械学習棟
　電力計で機器の実測、環境家計簿で持ち寄ったデータを検証、省エネゲームで家の改修を考える、200万円あったら何を改修する？（温熱・エコの効果を考える）
14:45  ふりかえり
15:00  終了　※希望者は終了後、morinosの温熱・省エネ解説ツアー

●申込方法（以下の専用フォームからお申込みください。２/４　17時締切です。）

●問い合わせ先————————————

岐阜県立森林文化アカデミー事務局内　森林総合教育課（morinos）
受付担当：大武圭介（おおたけ・けいすけ)　NPO法人ホールアース自然学校

〒501-3714 岐阜県美濃市曽代88番地
Tel：0575-35-3883（火・水休館）
当日携帯：090-1284-1466
E-mail： morinos@wens.gr.jp