森林文化アカデミーのユニークな講師陣によるスペシャルプログラム。今回のテーマは「心地よくエコに暮らすための住宅」です。講師の辻先生は森林文化アカデミー開学時からの教員で、木造建築の設計、温熱環境、エネルギーが専門です。
　今回は2024年2月の「心地よくエコに暮らす（冬編）」に続き、「夏編」として夏の暑さをしのぐ工夫を辻先生のご自宅を例に紹介いただきます。また、サーモカメラや日射量計を使って建物の表面温度や太陽の熱量を測定し、夏の暑さがどの程度健康や暮らしに影響を与えるのか考えます。
　参加に当たって自宅の光熱費データを持参すれば、環境家計簿で比較することができ、自身の生活がどの程度エコなのかチェックすることもできます。夏の暑さを我慢するのではなく、どのようにすれば心地よくエコに暮らすことができるのか。辻先生と一緒に考えてみませんか。

【暑さをしのぐ工夫】

すだれ

天井扇

断熱ブラインド

【講師プロフィール】

辻　充孝（つじ　みつたか）さん　岐阜県立森林文化アカデミー　教授

岐阜県立森林文化アカデミー教授、一級建築士、バウビオローゲ
木造建築の設計、温熱環境、エネルギーが専門。
単著に「ぜんぶ絵でわかる７ エコハウス」
築140年の古民家を改修した自邸「カミノハウス」（地域住宅賞奨励賞受賞）、morinosセンターハウス（木材利用優良施設コンクール 林野庁長官賞）の建築に関わる。第1回 SDGs建築賞 住宅・建築SDGs推進センター理事長賞を受賞。
2014年～スマートウェルネス住宅等推進調査委員。

【辻先生からのメッセージ】

「心地よいエコハウス」と聞くとどんな家を想像しますか？
太陽光発電で24時間空調が効いたホテルのような家？あるいは、夏を旨とした風通しの良い家でしょうか？
私が考える心地よいエコハウスは、エネルギーをなるべく使わず、初夏や残暑の時期には気持ちの良い風が流れ、冬はポカポカ陽気が感じられる住まいです。つまり季節や時間によって開いたり閉じたりする「自然に素直な家」です。みなさんにとって心地よいエコハウスはどんな家か考えてみましょう。

●開催概要　——————————————————

【開催日時】2024年8月25日（日）13:00〜15:00
【開催場所】岐阜県立森林文化アカデミー　林業機械学習棟
【主　　催】morinos（岐阜県立森林文化アカデミー森林総合教育センター）
【運　　営】ＮＰＯ法人ホールアース自然学校
【対　　象】成人（すまいやリフォームに興味関心を持つ方に特におススメです）
【定　　員】10名（応募多数の場合抽選。岐阜県内在住・在勤・在学者を優先します）
【締め切り】8/9（金）17時
【参加費用】無料

●当日のスケジュール——————–

12:30　受付開始（林業機械学習棟）
13:00　開会、講師自己紹介・講義「目指すは心地よいエコハウス」
13:30　参加者自己紹介（どんな暮らしをしているか、講義を聞いての疑問等）
13:45　夏の温熱環境を考える（サーモカメラ・日射量計等を使った計測）
14:15　エコに暮らすためのヒント（環境家計簿で持ち寄ったデータ検証）
14:45　ふりかえり・質疑応答
15:00　終了
※終了後、希望者にはmorinos建物での熱・省エネ解説ツアーを実施

●申込方法（以下の専用フォームからお申込みください。８/９　17時締切です。）

●問い合わせ先————————————

岐阜県立森林文化アカデミー森林総合教育センター（morinos）
受付担当：大武圭介（おおたけ・けいすけ)　NPO法人ホールアース自然学校

〒501-3714 岐阜県美濃市曽代88番地
Tel：0575-35-3883（火・水休館）
当日携帯：090-1284-1466
E-mail： morinos@wens.gr.jp