森林文化アカデミー始まって以来初めて！？森の中に初めてプロのDJが登場！！
そしてその周りでみんなでダンスを踊っちゃおう！
なんていうワクワクするような企画が先日開催されました。　

企画運営＆ダンスの先生をしてくれた野外自主保育「森のだんごむし」の
メンバーのひとり、えみちゃんこと杉山英美子さんからの報告を以下にご紹介します。

なんちゃって先生　萩原 ナバ　裕作

＊＊＊＊＊　ここからえみちゃんの報告　＊＊＊＊＊＊

森 de Dance 一緒に踊ろう！の会が１１月２９日（土曜日）に森林文化アカデミーの
テクニカルセンター前のグランドで開催されました。１１月末にもかかわらずとても
暖かい日で、さらにみんな踊って動いていたので半袖でもとても気持ちが良い日でした。

岐阜県内でも高山市や中津川市そして愛知県、静岡県、東京都、そして海外はアメリカ
からも参加者が集まり、合計６２人が参加してくださりました。その半分はmorinosに
初めて訪れた人々でした。 受付でスタンプラリーの紙を全員もらい、スタンプラリーが
終わった人にはおもてなしのスープが出るというシステムでした。

そのスタンプラリーはドングリや黄色い葉を見つけるという自然に触れるものもあれば、
参加者とゲストが触れ合うために、企画者の萩原ナバさんやダンス講師の杉山英美子と
踊るなどという内容もありました。 季節や環境の変化にも動じることのない森の中で、
動物や植物は共存し共生しています。私たち人間もその一員で、そして人間の社会も
いろんな人々が協力し合って共生しています。

森 de Danceはまずは森の中で己を見つめ、そしてすべてを受け入れてくれる自然の中で
踊り、己を開放し人々と繋がるという新しい森の楽しみ方を参加者は体験しました。

ダンスのワークショップは自己紹介ダンスから始まり、参加者全員の名前とその人が考えた
動きを山手線ゲーム形式で覚えるという遊びから始まりました。このダンスを通して参加者
全員の名前を忘れても動きをすることで思い出したり、また新しい発見がそれぞれの中に
あったようです。

自己紹介が終わってからはテクニカルセンターの前に一列に並んでもらいました。参加者の
皆さんは森の中に立ち続ける力強い木々のようで、どの木も全く同じものがないように、
人々もそれぞれの個性が見られて素敵な瞬間でした。その後DJの前までゆっくりと音楽を
聴きながら歩いていただきました。カッコつけるわけでもなく、踊りの動作を入れるわけでもなく、
ただ自分として素のままで歩いていただきました。その姿はこれから何かのパフォーマンスが
始まると思わせるような迫力を感じさせました。

その後は音楽のリズムに合わせてどのように体を動かすか？という基本的な体の動かし方の
レッスンをし、みなさん一生懸命練習していました。頭で考えずに感じるがままに表現する！
ということも最後にはなんとなくみなさん理解していただき、人の目を気にせず子供から大人まで
楽しく踊っていました。

今まで踊っている姿を見たことがない人々ばかりで、特に”我が子がこんなにも踊るなんて知ら
なかった！”と驚かれるお母様たちが数名いらっしゃいました。子供達はその時に流れる雰囲気
や波動や音をそのまま感じ、そのまま素直に表現できる最強のアーティスト・ダンサー・クリ
エイターです。その素直な表現を見て、お母さん達も楽しそうに一緒に踊っている姿は、
森 de Danceの原点だと思いました。

色づいた山を背景に、DJが選曲した音楽に合わせてタップダンスをするゲストDJのボビー、
ボビーが持ってきた太鼓を子供達が自由に叩いたり、参加者の皆さんが自由に踊ったり、久々に
あった仲間と話に夢中になったり、いろいろな形で参加者の方々は森 de Danceを楽しんでいました。

共催の森のだんごむしの母達も、前日から会場の飾り付けやおもてなしのジビエのスープの仕込みを
楽しんでいました。スープの中に入ったお野菜はお友達の畑で採れた人参や地消地産のものばかりの
愛情がたっぷりこもったお料理でした。参加者にお渡しした毛糸の印も森のだんごむしの母のかなえ
ちゃんとこうじくんが紡いだ手づくりの毛糸でした。

一つ一つの物・人には意味があり、そしてご縁が結ばれていくという密かなメッセージです。。

振り返りの時間には参加者の一人の方が”人はみんな生まれた時から鼓動のリズムを刻んで踊るダンサー！”
という文章に共鳴し、参加を決めたという方もいらっしゃいました。ゲストDJの人々も１０年後とかに
第一回に参加した人々と”１０年前の会覚えている？”というふうに話す１０年後が見えるイベントだよ！
みんなでこのコミュニティーを盛り上げていきましょう！と話していました。

イベントが終わったばかりですが、すでに参加者全員が来年の森 de Danceを楽しみにしているようです。
焚き火を囲んで暖かいハーブのお茶をすすりながら、参加者の皆さんと振り返りイベントを終了いたしました。

来年も同じ時期に森 de Danceを開催予定でいます。たくさんの参加をお待ちしております。

杉山　英美子（えみちゃん）