あなたのインタープリテーションをブラッシュアップ? 新版『インタープリターズ ガイドブック』のトリセツ 実践講座
〜翻訳者と一緒に学ぶ インタープリターのためのスキルアップ研修〜
世界中のインタープリターのバイブル「インタープリターズガイドブック」の大改訂版の翻訳本が出版されてはや2年。既にお持ちの方はお気づきだと思いますが、時代の変化や実践からの学び、科学的な根拠をもとに、大幅に中身が変更され、より洗練された内容になりました。
特徴は本の副題にもありますが、『意味の探求を促すガイドの技術』としたように、訪れた場所での体験を通して、対象者自身が意味を「発見」できるように促すための体験のデザインを作り出す手法が詳しく説明されています。いわゆる、「知識の伝達」から「意味の発見」への変換が今回の改訂版から学ことだと私たちは考えています。これは、ガイドが「案内人(sage on the stage)」ではなく、「案内役(guide on the side)」になることです。
そのために、この本『『インタープリターズ ガイドブック』は単なる知識の教科書ではなく、実践的なスキルを磨くための行動計画のツールとして作られていて、ワークシートを使ってプログラムを計画し、実行し、振り返るというサイクルを回しながら、「意味の発見へと導く関わり」を参加者自身が構成主義的に身につける研修を目指しています。
そこで、翻訳者であり、数多くの環境教育プログラムを日本に紹介し、ご自身も長年インタープリテーションの実践を現場で重ねてこられている山本ファミリー(山本幹彦、風音、草さん)をお招きして、じっくりと実践、レクチャー、議論を重ねながら、改めてこの本のキモとも言うべき部分について学ぶ2日間を企画しました。
インタープリテーションは「学び」をデザインする科学。インタープリテーションとは、単に情報を伝えることではありません。それは、参加者の心に「なぜ?」という火をつけ、自ら探究する学びのプロセスをデザインする手法です。 そのことについて、改めてまとめられた新版の「トリセツ」ともいうべき実践研修です。
今回の研修で触れる予定のポイントとしては、
● 本の中で紹介している「企画」、「伝え方」、「まとめ」の3つのワークシートを使って、インタープリテーションのプロセスをじっくり体感しながら見つけていきます。
●「ビジター」、「リソース」、「インタープリター」の3つの要素が互いに関わり合うことで意味のある体験が形作られる。とは一体どう言うことなのかを探求します。
● 効果的なインタープリテーションのメッセージとして「組織の使命やミッション」「参加者のニーズや興味」「場所の重要な資源」の組み合わせについて改めて考えます。
● 参加者自身が意味を発見できるためのフックとなる「問いかけ」や体験と言葉を結びつける「対話」の方法を一緒に考えます。
● 途中、科学的なアプローチについても皆で触れていきたいと思います。
さあ、みなさんもこの機会に是非ご自身の「インタープリテーション」への視点、企画、伝え方にいて、改めてチェックしてみませんか? そして全国から集うインタープリターの仲間たちとともにより良いインタープリテーションについて語り合い学び合いに来ませんか?
●開催概要—————————————————-
【日時】2025年11月8日(土)10:00 〜9日(日)16:00 (1泊2日)
*当日は森林文化アカデミーの文化祭「翔楓祭」が同時開催されています。
【会場】岐阜県立森林文化アカデミー テクニカルセンター広場
【対象】インタープリター、自然学校職員、ガイド、教員など、インタープリテーション技術をもう一度基礎から磨きたい人
【定員】15名程度
【参加費】18,000円 当日受付にて現金で徴収
(コテージ宿泊者は別途シーツクリーニング代1100円がかかります)
その他食材費実費(1食800円程度)がかかります。
【主催】一般社団法人MIC(担当:北倉) ※morinosとの連携プログラムです
●申込み——————————————————–
以下リンクからお願いします。
●研修の流れ(予定)—————————————
●問合せ————————————————-
navanava@pop02.odn.ne.jp (主担当:萩原)
090-9239-9187(主担当:萩原)
*携帯の場合は必ずメッセージを残して下さい。
<研修の流れ(予定)>
<DAY1>
09:30 受付開始
10:00 スタート
オリエンテーション、ゴールの共有、自己紹介
11:00 プログラム① インタープリテーションをテーマに「質問作り」
12:00 昼食
13:00 プログラム② テーマプランニング・ワークシート作り
14:30 ブレイク
15:00 プログラム③ インタープリターの役割って何だ?
16:30 ふりかえり/終了
17:00 夕食作り/風呂など
19:00 夕食
20:00 プログラム④ 私のとっておきのインタープリテーション
21:00 交流会
<DAY2>
各自朝食&チェックアウト完了させ
09:30スタート
プログラム⑤ プログラム開発ワークシート作り
10:30 ブレイク
11:00 プログラム⑥ グループ発表
12:00 昼食
13:00 プログラム⑦ 意味を発見するインタープリテーションのポイント
15:00 ふりかえり
16:00 終了


休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
Phone : +81-(0)575-35-3883 / Fax:+81-(0)575-35-2529