東濃プレーパーク(東濃特別支援学校)での活動
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岐阜県土岐市にある東濃特別支援学校、今回は学校が設定している『TONO プレーパーク』にmorinosメンバーと森林文化アカデミーの森林環境教育専攻の学生が出掛けました。
東濃特別支援学校とは2年前から森での様々な活動を通して交流しています。一昨年は中等部の2年生が森林文化アカデミーにきて活動し、昨年は3年生が森林や森林文化アカデミーの森と、特別支援行横の森で活動たことを契機に、東農特別支援学校の生徒さんと先生が『TONO プレーパーク』を設定されました。
今回はその『TONO プレーパーク』での初めての活動に、森林文化アカデミーmorinosメンバーが活動支援に向かいました。
自分たちできれに整備したコナラやアカマツの生えた山、今回は生徒さんが、「森でやりたいことを思いっきりやる。楽しむこと。」を主眼に活動し、私たちは一緒に寄り添いました。
単なるアカマツの切り株ですが、切ったり、穴を開けたりして楽しみ、その産物が焚火の材料にもなりました。
ナバさんが生徒さんと一緒に「二人挽きのノコギリ」で、息を合わせて、力強くマツの切り株を伐りなおしたりして楽しんでいました。
幹に穴を開けて、そこに小枝を入れ、ハシゴのようにして遊ぶこともできます。木材の中にすんでいる虫の気持ちになって穴を開けていると、中からゾウムシの幼虫も出てきました。
みんな、「われも、われも」とロープに乗って、350kgくらいの荷重がかかると、セミスタティックロープも伸び気味です。
低くても、みんなで乗ると、楽しさも倍増します。
ほかにも、コナラやネジキの間を2種類(赤と青)のロープで、網目状に結んで、即製のハンモックもつくりました。
こちらも大人気、ゆっくり寝そべって長い時間休みながら、太陽に透けて美しい若草色の樹冠を楽しんでいました。
削り馬で「木材を削るのが楽しくてしょうがない」生徒さんもいました。先生と一緒に削ったり、一人で削ったり、友達に削り方を教えたりと、木を削る楽しさを満喫していました。
この削ったものは、「焚火でよく燃える」と評判になり、ほかの生徒さんが一生懸命に集めて焚火に運んでくれました。
私も同じ感情を持っているので書きますが、「単に削っているだけで楽しいのです」。
一人が楽しんでいれば、すぐにほかの生徒さんが集まってきました。みなが体験できるよう、順番に木材を削る体験をして、思い描いた棒を削りだしていました。
途中で、水分補給タイムです。焚火の周りにある水筒から水分を補給したり、教室では発しないような大きな声をだしてはしゃいだので、少し疲れたようです。
せっかくの焚火が消えそうになると、一生懸命に吹いて、うまく炎を復活させてくれました。こうして焚火を気にしてくれる子がいて、見事に炎を復活できれば、彼自身も大きな自信につながっただろうと感じます。
木登り体験では、先生自ら安全確認のためアカマツにチャレンジしました。生徒さんだけでなく、先生自らが楽しみながら一緒に過ごすこと、なかなかできませんよね。
やはり森で過ごす非日常は、新たな発見の連続のようです。
最後に、本日のメインイベント、「即席ジップライン」です。ナバさんが苦労して作成したジップラインは生徒さんにも先生にも大人気。ほんの少しのスリルが、生徒さんにチャレンジ精神に火をつけて大盛り上がりでした。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
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