ひだ木遊館「木っずテラス」で『湧き水池』づくり

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 ひだ木遊館「木っずテラス」での『めざせ!生きもの天国ビオトープ ~ 生きものたちの楽園 湧き水池をつくろう!』に出前指導に行ってきました。

 ここは高山市の観光施設「飛騨の里」に至る場所にある飛騨高山地域の木育拠点です。敷地内に山水が滾々(こんこん)と湧き出る場所があったので、これを有効利用しながら、生き物が生活できて子どもたちも遊べる場所づくりに挑戦しました。

本日の活動内容について説明を聞く参加者

本日の活動内容について説明を聞く参加者

 最初に「ひだ木遊館 木っずテラス」副館長の岩塚久案子さんが歓迎のあいさつをされ、続いてスタッフ紹介、そしてmorinosスタッフ紹介から始まりました。

 アイスブレイキングとして高山市でシェアリングネイチャー協会の活動をされる「森のね」さんの3人が「ノーズ」と「音いくつ」というネイチャームを実施してくださいました。

 それから全員で『今日の現場確認』です。どこから水が湧き出ているのか。本当に地面から水が湧いて流れているのかを確認しました。

「湧き水」を確認する参加者

「湧き水」を確認する参加者

 水が湧き出る場所の周辺にはオオバコやギシギシ、セリやユキノシタなどが生えていました。下の写真で下側が湧き出ているポイント、写真上側に水が流れています。

水が湧き出るポイント

水が湧き出るポイント

 続いて、湧き水ポイントでの「生きもの調査」です。まずここの水質について、何かに汚染されているといけないので事前に水質検査してもらった結果、「飲用しても問題の無い水」とのことでした。これもすぐ上の森林が濾過してくれた結果です。

 ちょっとのぞく分には何もいないように見えましたが、恐る恐る手を入れて探ってみると、サワガニを捕ることができました。プラスチックバケツに何匹もサワガニを避難させました。

最初に湧き水ポイントで生きもの調査

最初に湧き水ポイントで生きもの調査

 次に、山裾の側溝でこの湧き水が流れている場所での「生きもの調査」です。

 ここの水質は湧き水ポイントよりも低下しているため、湧き水ポイントより多くの生き物がみつかるはずです。
 小さなタモ網を入れたり、手で探ったりしていろいろな生き物を見つけました。

側溝で生きものを探す参加者

側溝で生きものを探す参加者

長い側溝のいろんな場所で生きものを探す参加者

長い側溝のいろんな場所で生きものを探す参加者

 この「生きもの調査」は、現時点で生息している生き物を子どもたち自身が見つけると同時に、これからの作業で死んだりしないように避難させるのも目的です。

 今回は、15匹のサワガニ、コオニヤンマやオニヤンマのヤゴ、ドバミミズ、フトスジミミズ、クロツツトビケラ、ヒゲナガカワトビケラ、オオミスジコウガイビルなどが見つかりました。

採取した生き物を水槽に入れて観察する参加者

採取した生き物を水槽に入れて観察する参加者

 子どもたちに一番人気があったのがサワガニ、意外にミミズも人気があり、ヤゴはそれほど人気がありませんでした。

 こうした生き物は水質が良い場所に生息するのか、水質が悪い汚い場所に生息するのか知ってもらうことも重要です。サワガニは綺麗な水、最も汚い水に棲んでいるのはアメリカザリガニです。

水質指標になる生き物について説明を聞く参加者

水質指標になる生き物について説明を聞く参加者

 「生きもの調査」が終了したので、次は湧き水が溜まる予定の「泥んこ池」の石拾いです。

 この池には将来的に「はだしのトレイル」を歩いてきた人が遊ぶ場所です。当然、裸足で入るので石があると足裏が痛くなるので、全員で泥の中から石を拾い出しました。

 予想以上にぬかるんで、みな脱出に悪戦苦闘していました。

泥池予定地の石を拾う参加者

泥んこ池予定地の石を拾う参加者

 「泥んこ池」の石を拾い終えたので、本日のメイン行事の1つ「湧き水池の改修工事」です。拾い集めてきた石を湧き水ポイントの側面に張り付けてから、次から次へと石で覆うことで、隙間の多い水道(みずみち)を作ると同時に、サワガニたちの隠れ場所を作ることができます。

石を運んで湧き水ポイントの改修工事

石を運んで湧き水ポイントの改修工事

 全員で大きな石と小さな石を交互に組み上げなら、水が流れやすいように石を並べて行きます。

湧き水ポイントを石で覆う参加者

湧き水ポイントを石で覆う参加者

 湧き水ポイント(下の写真上側)から水が写真下側に流れ出てくるため、その水道(みずみち)も石を張って、明確化しました。こうすることで、湧き出た水が濁らされることなく「泥んこ池」に流れてきます。

 また石の隙間は多くの生き物の棲みかになります。

湧き水ポイントから流れる小さな水路に石を張る参加者

湧き水ポイントから流れる小さな水路に石を張る参加者

 「湧き水ポイント」や「水道(みずみち)」の石張りが完了したので、全員で避難させておいたサワガニやヤゴ、ミミズなどを、石の隙間に放してあげました。

 石も拾ったし、水が流れてきていい感じになった「泥んこ池」に子どもたちと一緒に入って記念撮影しました。 

完成した「泥んこ池」に入って記念撮影

完成した「泥んこ池」に入って記念撮影

 本日は10人限定のイベントでしたが、53人ものお子さんに応募して頂けたそうです。狭き門をくぐって参加して下さったお子さんたちと記念撮影を終えてから、今日の感想を話してもらいました。

 「サワガニが捕れて良かった」「ミミズが触れて良かった」「アカハライモリがいなくて残念だった」「いろんな生き物が見られて楽しかった」「またここに遊びに来たい」「ヤゴの成長した姿を見に来たい」「泥んこ池に遊びに来たい」など、いろんな意見が出ました。

 高山市のみなさん、市役所の方々、木っずテラスのスタッフのみなさん、ありがとうございました。

 以上報告はJIRIこと川尻秀樹でした。

 

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