「毎日こんな授業だったらいいな」マリアさん阿久根さん&子どもたちと一緒に屋外で学びました!
開催した日:

スウェーデンの野外教育指導者マリアさんと阿久根さんをmorinosに
お招きして1泊2日で指導者向けに屋外(OKUGAI)空間を活用した
教育について実践的に学びました。
阿久根さんいわく、「野外」と言うと豊かな自然がある場所でしかできない
ように思われてしまうので、都会でもどこでもチョット外に出れば気軽
にできることを知ってほしいので「屋外」という言葉にこだわるのだとか。

1日目は、指令カードを使ってペアでいろんな活動を体験するスタイルの
ビンゴを体験したり、詩を書いたり、対義語を遊びながら学んだり、
松ぼっくりが算数の教材になったり、鬼ごっこやりながら学んじゃったり。。。

お昼ごはんは、小麦粉をねって、パン生地を巻きつける棒をつくるため、
ナイフで枝を削るところから始める棒パンづくりをしたり、
ワイワイおしゃべりしながらスープを作って焚き火の周りで食べました。
夜はスウェーデンでの活動の様子をマリアさんからパワーポイントでプレゼン
してもらいました。

2日目はいよいよ「アウトプット」の日。
受講生たちは雨にも関わらず集まってくれた小学生31名を対象に、1日目に
体験したプログラムの中から、気に入ったものを実践していました。

もちろん今日のお昼も棒パン&ソーセージ&スープ。
子どもたちは生き生きとした表情で、プログラムにも、そしてお昼ごはんづくり
にもまさに「ドハマリ」してくれていました。

ゲーム等のプログラムはもちろんのこと、昼食作りの中にも非常の多くの学びの
要素が含まれていることをあらためて感じた時間でもありました。
料理も、焚き火も、石ころもどんぐりも、雨の音ですらすべてが「教材」に
なっていたのです。

講師のマリアさんの働いているヨーンショッピン大学の教育学部の学生さんたちは
なんと5週間もの「野外教育プログラム実習」が必須になっているそうです。
将来保育や教育の現場に出る学生さんたちはじっくりと野外での技術や教育法を
学んでいるそうです。そうした仕組みがあるからこそ、スウェーデンの学校は
頻繁に屋外環境を活用した教育を実践できるんですね。先生たちのスキルも
めちゃくちゃ高そうです。。

日本でも、少なくとも岐阜県でもそうした試みを始めることができたらなぁと
感じました。そしてスウェーデンと日本が連携して教員育成プログラムをつくったら
なかなか素晴らしいものができるのではないかと、マリアさんと一緒に妄想していました。
大学の教育学部の先生、どなたか一緒にやりませんか??
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作

休館日:火・水曜、年末年始(休館日が祝日の場合、翌平日が休館日になります)
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