梅林こども園で「森のじかん」~自然あそびを満喫!~
開催した日:
morinosは、【すべての人と森をつなぐ森の入り口】として、さまざまな森林教育プログラムを提供しており、その中の1つに「森のじかん」があります。先日、梅林こども園で「森のじかん」を実施してきました。今回は近くの梅林公園を訪れ、子どもたちと共に自然の中でのひとときを過ごしました。

出発前に話を聞く園児たち
まず向かったのは、公園の中央にある池。水面に顔を近づけ、子どもたちは水中の様子をじっと見つめます。「コイがいる」「あれはカエルかな」と、小さな声でつぶやきながら、池にすむ生き物たちにそっと目を凝らしていました。
池の横の道を進むと、カエデの木々が葉を揺らしていました。手のひらに乗せたカエデの種は、まるで小さな翼のようです。飛ばし方を教わると、子どもたちはそっと、あるいは少しだけ力を込めて、種を空へと放ちました。風に乗り、クルクルと舞う種を目で追いかける姿は、実に微笑ましいものでした。何度も挑戦を重ねる中で、子どもたちは風の力や、種が持つユニークな形に気づきを得ていたことでしょう。
次に行ったのは「自然発見ビンゴ」です。手渡されたビンゴカードには、「葉っぱ」「木の実」「てんとう虫」など、公園で見つけられる様々な自然物が描かれています。子どもたちはカードを手に、公園のあちらこちらを歩き回り、描かれたものを見つけては「あった」と教えてくれました。1つずつ見つけるたびに、彼らの表情には小さな達成感が浮かび、自然の中での宝探しを楽しんでいる様子が伺えました。

松ぼっくりのかさが閉じているのはなぜだろう?
ビンゴの後は、拾い集めた葉っぱを使った「葉っぱじゃんけん」で、穏やかな交流の時間を持ちました。

みんなで葉っぱじゃんけん!
その後は、子どもたちがそれぞれの興味の赴くままに、森を楽しむ時間としました。

森あそびを楽しむグッズ
森あそびグッズを手に、生き物探しや色あつめなど自由に過ごしました。

虫取りに夢中!
子どもたちに人気があったのは虫取りです。プラスチックのカップとミニ下敷きで虫捕りセットのできあがり♪直接虫にさわることがちょっと苦手だな~という子も、これなら安心です。木の根元や落ち葉の下をそっとのぞき込んだり、石をめくって何かを探したり。思い思いの場所で、子どもたちは自然と向き合い、それぞれのペースで探求を深めていました。

うまく捕まえることができた!

「これ、何の虫?」みんなで観察。
捕まえた虫は、みんなで囲んでじっくりと観察しました。カップの中にいる小さな生き物を、子どもたちは真剣な眼差しでのぞき込みます。「足がこんなにたくさんあるよ!」「羽の色がきれいだね」「これ、なんていう虫?」といった声が飛び交い、発見の喜びを分かち合っていました。1人の子が指差せば、他の子たちもその一点に注目し、時には「動いた!」と驚きの声を上げます。
小さな虫一つにも、子どもたちの好奇心は無限に広がります。捕まえるときの興奮と、観察するときの静かな集中。その両方が、子どもたちの心に、自然の不思議さや生命の尊さを刻んでいく貴重な時間となりました。
限られた時間ではありましたが、子どもたちは梅林公園の自然の中で、多くの発見と学びを得てくれたことと思います。この日の体験が、彼らの心の中に、自然との穏やかなつながりとして残ることを願っています。
以上報告は、どいっひこと土井早谷香でした。


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